サマーハウス ブログ

伊豆のサマーハウスでの出来事

デュアルライフで健康長寿な人生を送りたい!

2019-06-08 | 日記
数年前に政府がストレス診断を企業に義務
付けたように、現在の日本社会はまさに
ストレス社会と言えるでしょう。
ストレスがたまると、自律神経の交感神経が
異常に活発になり、一方副交感神経は鈍く
なってしまいます。
車に例えると、アクセル全開が続いて、
ブレーキがききにくくなる状態と同じです。
そのような状態では人間の体は、筋肉の緊張
で血管が収縮してしまい、血流が悪くなり、
その結果病気にかかりやすくなってしまいます。
では副交感神経を活発にするにはどうしたら
よいか?
自律神経の活性度はHRVという測定器で
測れますので、森林セラピーの観点から、
森林部と都市部とでそれぞれHRV測定をした
ところ、明らかに都市部より森林部のほうが
副交感神経が活発であるという結果でした。
また脈拍数も都市部より森の中の方が少なく、
血圧も都市部より森の中の方が低いという
結果もでました。
何故森の中では都市部より副交感神経が活発
になっているか(いわゆるリラックス状態に
なっているか)というと、五感が刺激された
結果、体がリラックス状態になっていると
言われています。
視感・・・木のゆらぎ、
聴覚・・・小鳥のさえずり
嗅覚・・・フィトンチッドなどの森の香り
触覚・・・そよ風
つまり森の中にはリラックスするのに
必要な1/fのゆらぎが満ち溢れているわけ
です。
また唾液コルチゾールというストレス
ホルモンも都市部と森林部とで測定した
ところ、森林部での唾液コルチゾール
濃度が有意に低くなっているという結果が
でました。
さらに、近年免疫療法によるガン治療が
話題になっていますが、NK(ナチュラルキラー)
細胞というガン細胞を殺すといわれている
細胞が、森林浴前より森林浴後の方が数が
増加しているという実験結果も出ました。
これは上記のフィトンチッドが呼吸で血液
内に吸収され、免疫系に直接作用した結果、
NK活性を高めたといわれています。
つまり森の中に滞在することにより、ガンに
対する抵抗力も高めることができるわけです。

まとめ
月に数日、森の中で暮らすというデュアル
ライフをするということは、神経系・
ホルモン系・免疫系の3つの観点から、
健康長寿な人生を送るには非常に有意な事
であるといえます。
さらに森の中で家族・気のおけない友人・
ペットと楽しい食事をしたり、焚き火をしたり、
音楽を聴いたりして過ごすことにより、
オキシトシンやセロトニンというハッピー
ホルモンも分泌されるので相乗効果は計り知れ
ないでしょう。
以上森林セラピーガイドとしての思いを語らせて
頂きました。

コメント
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