核実験によって恐竜が変化し凶暴化した怪獣と言われる。体高は50m以上あると言われ、体形はティラノサウルスに似るが、全身黒っぽく、奇怪な背びれがある。口から放射熱線を吐き、人間世界に驚異的な破壊をもたらす。
ゴジラによって破壊された町は数知れないが、不思議に人間に愛されている。その情感は敬愛に近い。
人類はこの怪獣を撃退するべく、様々な努力をしているが、未だに撃退できていない。
天災のように、忘れたころにやって来る。来るたびに人間は、逃げ回りながらも彼の破壊活動に愉悦を見出す。
原子力の恐怖の隠喩でもあるが、人間存在の奥に秘められた、破壊願望の投影であるかもしれない。
人類文明が起こした、究極の悪の姿の象徴でもある。