魂の進化の隠喩である。
これほど劇的に姿が変わる生物もない。
子供の頃は醜く、人に嫌われるが、時期が来れば脱皮し、さなぎになり、その中で劇的な自己改革を行い、次に目覚めたときは、美しい翅をもった天使のような姿になっている。
これは神が人間に約束した未来を暗示するものである。
今の人間の魂は、糞のように低いところを這って好きなだけ食い荒らしているが、やがて進化を遂げると、目も覚めるような美しいものになり、花々をたたえ、自然界に役立つ愛の存在になるのだと。
そのためには、自分を壊すことを恐れてはならないのだと。
動物図鑑は、今回にて終わりです。