そう聞かれて今一番に思い浮かぶのはタツノオトシゴです。

一度だけタツノオトシゴを撮影する為だけに香住に行って、
1ダイブそれだけに費やしたことがありますからきっと好きなのでしょうね。
このタツノオトシゴ、形がユニークなだけでなく生態も面白いのです。
なんと「オス」のおなかの中から卵でなく子供が出てくるんですよ。
しかも形はあのままで5ミリくらいの子が一度に約200匹も!
そしてすぐに尻尾で物にからみつくそうですよ。
想像しただけでニヤケてしまいますね。
実は、さすがに最初からオスが産む訳ではなくて、繁殖期に
メスがオスの育児のうという袋状のものに卵を産みつけ、
それをオスが約半年間も卵を守り続け、稚魚を産出するのです。
実際は見たことないですが、この産出シーンはジンベエサメよりも
見てみたい夢でもあったりします。(早朝に行われることが多いそうです)
大きなおなかを抱えた頑張りやさんのタツノオトシゴ(オス)は
時々香住でも見ることが出来ます。
是非そんなことを考えながら優しくご覧下さい。