NDSレギュレーターの呼吸感をさらに良くするために交換するべき部品
2018-11-24 15:58:56
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オーバーホール最終点検中。
今回のお客様は中古のNDSポレスター2レギュレーターとFタイプBCオクトエア付を購入され、オーバーホールついでに新品のNDSオクトパスとNDSシングルゲージを追加取付しました。
中古と新品組み合わせてNDSフルセットの出来上がりです。
オクトパスはお客様のご依頼で標準装備のオクトパス専用コンパクト排気ティからレギュレーター用のノーマル排気ティに交換しました。
さらにオクトパスを右出しにしてレギュレーターと同じ感じで呼吸できるようにしました。
次のダイビングが楽しみですね♪
話は変わりますが、少しずつですがNDS製のレギュレータ・オクトパスやゲージの良さが広まっているようで私も嬉しいです。
当店では一番最初のマイギアとしては新品を選んでいただきたいという考えですが、中古器材の選択肢が増えてきていることも否定はしておりません。
ただ、いくらNDSでも中古で買ったものをそのまま使って、呼吸しやすい、使いやすい、長持ちするなんてことはまずありません。
NDSレギュレーターは滅多なことではフロー(エア漏れ)しないので、年数の経過した中古であっても、普通に問題なく呼吸はできるから大丈夫、と思われる方がいるかもしれません。
しかしそれは間違いで、中古は部品の劣化や前使用者の癖なんかも残りますから、きちんとしたメンテナンスして多くの部品を新品交換しないと、NDSならではの楽な呼吸感や耐久性能は保てないのです。(それなりの費用もかかります)
あと、オーバーホールしてるから安心ではなく、主要パーツを交換していなかったり、純正部品を使っていなかったりするケースも多々ありますから注意が必要です。
ちなみにNDSレギュレータで呼吸感に直接つながる部品は色々ありますが代表格はこれです。
ダイヤフラム
排気弁
どちらもシリコン製なので経年劣化で硬化します。
自然な呼吸感は吸うだけではなく、楽に吐けるというのも大事なのです。
少なくとも中古でNDSレギュレーターを手に入れた場合は、消耗パーツに加えてこのダイヤフラムと排気弁は絶対に交換すべきです。(ついでに気持ち悪いでしょうからマウスピースも交換をおすすめします。)
実はこれら部品はオーバーホール専門業者やNDS正規店以外のオーバーホールでは交換されないことがほとんどです。
まあ普通には使えますから間違いではないのですが、交換した方が良いパフォーマンスが発揮できるのは間違いないです。
最後に。
個人の方が所有していたレギュレータでそのまま数年使わず放置している、というレギュレーターはレンタルで毎日使い込まれたものよりも圧倒的に状態が悪いことが多いです。
中古でレギュレータを手に入れた方は、自分の責任で、信頼できるお店できちんとしたオーバーホールをしてから使うようにお願いいたします。
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