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NDSレギュレータのオーバーホール、メンテナンスをするお店様向けのご案内です。(NDS規準)
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■オーバーホール注意事項
(1)NDSの中圧圧力はタンク圧力14,7MPa(150kgf/cm2)のとき、0,78~0,83MPa(8~8,5kgf/cm2)に調整
(2)吸気抵抗はタンク圧力14,7MPaのとき、マイノメーターでポレスター2低圧部は340±50Paに調整
(3)流量はタンク圧力14,7MPa時、600L/min以上確保
(4)高圧部のヨーク取付金具はエア漏れがある場合以外は外さない。
(ヨーク取付金具は、修理後44~49N・mのトルクで締め付ける
(5)ネジはND667ターボ調整ハンドル止めのみ左ネジ。その他はすべて右ネジ。
(6)ポレスター1-S、2、ディープ低圧部の低圧弁はエア漏れがある場合以外、外さない。
(7)上記モデルの低圧部(ねじ込み式)の上ふたが外れにくい場合、次の手順で外してください。
中圧ホース・エキゾーストを外し、熱湯(90度以上)に3分間浸し、取り出します。
冷えてからゴム引軍手等ですべりを止め、上ふたを時計と逆方向に強く回すと緩む。
(8)上記モデルの上ふたを取り付けるときは、ロック剤(スリーボンドno1401)をネジ部に塗布後、強く締め付ける。
(9)NDS正規店以外での部品交換、分解、修理、改造等は絶対に行わないでください。
※パーツリスト
【重要!】メーカー規準で必ず毎回交換する部品(レギュレーター)
(1)ピストンOリング×2個¥400
(2)ダイヤフラム¥2200
(3)排気弁¥800
(4)フィルター¥1200
※ポレスター1-Sの場合は、上記プラスOリング(JASO-1011×2個)¥300
これらはすべて呼吸感を左右する重要部品ですので、必ず交換お願いします。
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あとは消耗度合いに応じて変わりますが、ピストンや低圧弁、その他Oリングの交換頻度は比較的少なめです。
長期使用のホースやパージボタンなどのゴム部品は、安全に直結するものですので、より慎重に判断して交換推奨してください。
【参考資料】
■NDSがスタンダードピストン式を採用している理由
(1)構造が簡単なので、部品点数も少なく故障の可能性が低くなる。
(2)減圧された空気の圧力を使って直接弁を開閉するために作動が安定している。
(3)弁部からの漏れが発生したとしても、弁自体に漏れを止める力が作用し、減圧された空気圧力の上昇が少ない。
(4)稼働部にタンクの空気圧が作用するOリングがないので、空気漏れが起こりにくく、耐久性が高くなる。
(5)弁の口径が小さいため、空気の止まりが良い。
(6)オーバーホール時に分解調整しても性能が低下しにくく、安定しやすい。
ただ正式にはNDSはスタンダードピストン式ではない。
■NDS独自の設計であるCVピストンとは?
「コンスタントボリュームピストン」の略。
長所としては上記のスタンダードピストンと同じ。
スタンダードピストンの短所であるタンクの圧力が低くなると、中圧が低くなる、最大流量が減少するといった面をピストン径を大きくして弁材質を工夫することで圧力低下を少なくでき、またCVフィンの作用によりタンク内の圧力が低い時でも充分な最大流量が得られる。
これにより正確にはスタンダードピストン方式ではなく、CVピストン方式のモデルである。
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