どちらも提供を受けている訳ではないので、忖度無しの個人的なファーストインプレッションです。
左からカイルのM（白）XXのM（青）、カイルのL（オレンジ）XXのL（黒）
サイズ感はほぼ同じです。重さは片方70gほどカイルが軽いです。デザイン含めカイルの方がやや軽快感があります。
ただ品質面では日本製のGULLスーパーミューXXが上回っています。恐らくカラーによるばらつきなどもXXの方が安定しているはずです。
とはいえラバーフィンは意外にひび割れがしやすいのですが、カイルは「ゴムの耐久性も追求した」とカタログ記載するくらいなので期待できそうです。
ラバーのしなりはカイルの方が柔らかい感じです。横滑りもしにくい構造になっているのかな？
あとカイルのMサイズ（白）とLサイズ（オレンジ）のサイズ比較ですが、意外とブレード部に大きな差はありません。
ポケットサイズもかなり似てます。奥の方は若干TUSAカイルの方が広いようです。
この部分はTUSAカイルの方が柔らかいです。足首が痛くならないような配慮かな？
根元のリブはややXXの方が厚めです。全体的にもXXの方がやや硬めの印象になります。
普段から使っているデッキソールタイプのブーツで足を入れてみます。
TUSAは26cmでGULLは26,5cm。気分によって使い分けています。
TUSA26cmでXXのM
TUSA26cmでカイルのM
GULL26,5cmでカイルのM
私はもう完全にMサイズですね。
3mmデッキソールブーツの26cmくらい、ベルトは緩めが好みで、フィンポケット内でブーツが動くのが嫌なタイプは絶対「M」です。
Lになるとこうなります。
GULL26,5cmでXXのL
GULL26,5cmでカイルのL
これだけ隙間があくと私はもうアウトです。
私はウエットスーツ（3mm）時に、ボートダイブではスーパーミューXX（M）、ビーチダイブではTUSA.SF5ウレタン（M）をメインで使っています。
TUSA.SF5ウレタン
ビーチでXXをあまり使わないのは、やや重くて長距離水面移動の疲労感が大きくなるからと、水中でのバランス的にややフィンが沈み気味になるのが気になるからです。
カメラで粘るときや5mmのウエットならまた違うとは思います。
ということでTUSAカイルはTUSAウレタンフィンを愛用していた方や、ウレタンフィンで少し浮き気味になるのが気になるという方、GULLスーパーミューXXでやや重い、やや硬い、ややしんどいという方には最適なフィンになりそうです。
あとプラ系のフィンでキックが疲れる、足首が痛い、足が浮き気味になる、カメラで安定しないという方にもかなりおすすめです。
最後に価格ですが、TUSAカイルは税別定価￥17,500、GULLスーパーミューXXは定価￥20,000
￥2,500差ですが、実売価格はもう少し差が大きくなるはずです。（お問い合わせください）
正直な所、実物見るまではXXの優位は変わらんやろと思っていましたが、それなりに良い戦いになりそうです。
現時点では自信を持っておすすめできます。試してみてもいいかな、と言う神は楢崎まで価格をお問い合わせください。よろしくお願します！
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