今回TUSAティナBCジャケットの右腰排気バルブからのエア漏れ相談がありましたので、情報共有します。
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「BC内の水洗い時に、右腰バルブを作動(引っ張る)させていないのに水が抜ける」
「BCに給気すると、空気も抜けている」
右腰の排気バルブの構造は、レギュレーターやスノーケルの排気弁と似ています。
これらはすべて、排気弁に小さい物でも異物が挟まると、気密せず空気や水が通ります。
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排気弁の密閉を妨げるケースは割とよくあり、今回はこのようなサンゴのかけらがぴったりと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/68/ea33ebad27fb8fdb3fb0248a1d8f4962.jpg)
潮や汚れが固形化することで、エア漏れすることもよくあります。
このバルブは手では開けにくいため、現場でエア漏れトラブルがあれば、スタッフに相談してください。↓開け方参照
現場での自己対策としては、BC本体内に水を入れて、右腰バルブから勢いよく抜くという作業で、異物が水流で押し流され改善することがあります。
右腰バルブだけでなく、インフレーターボタンや左肩口バルブも砂地などには、極力つけない方が良いですね。
ただ、右腰バルブの不具合は、通常のダイビングでは大きなトラブルにはなりにくいので、慌てる必要はありません。
それよりもインフレーターボタンの、空気が入りっぱなる急浮上トラブルには要注意です。
(1年に1回のオーバーホール推奨)
さて、BC本体内の水洗いですが、ベストなのはインフレーターホースを根元から外して、直接真水を入れて洗ってここから出す方法です。
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インフレーターも独立してきれいに洗えますし最高なのですが、締めるときにネジ山がズレたり、甘かったりしてエア漏れや破損トラブルを何度も経験しているので、基本的にはおすすめしておりません。あくまで自己責任となります。
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