スーパーダイアリー

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ドラえもん 同人小説①

2023-05-28 00:00:00 | 小説

①ボク、ドラえもん!

こんにちは、みんな。
ボク、ドラえもん。

団塊の世代からゼット世代に至るまで、幅広いファン層の
支持を得ている大人気の「近未来ネコ型ロボット」だよ。

ボクはとある事情で、のび太くんというちょっと頼りない

少年の家に居候させてもらってるんだ。
(この件は話すと長くなるから、割愛させてもらうよ!)

ボクの大好物はドラ焼きで、大嫌いなものはネズミだよ。
ボクの四次元ポケットには珍しい、未来のアイテムである
「ひみつ道具」がたくさん詰まっているんだ。

ボクは、のび太くんの良き悩み相談相手でもあり、
のび太くんを手厚くサポートする、世話役でもあるのさ。

ボクの紹介はこれくらいでいいだろうね。
もはや説明不要かなぁ!?

②絶対者、ジャイアン!

さて、今日は日曜日。
のび太くんたちの学校はお休みさ。

のび太くんは、スネ夫やジャイアンと、近所の駄菓子屋で
ベックラマンのチョコを買い漁っていたんだ。

のび太くんは偶然にも、レア度SSSランクの
ハイパーゼウスのカードを引き当てたんだ。

「やったやったー、ベックラマンチョコで
ハイパーゼウスのカードが入っていたぞ!」

のび太くんは本当にバカだな。
天敵であるジャイアンの前で、
余計なことをベラベラと喋っちゃったんだ。

ジャイアンはのび太くんを、
恨めしそうに睨みつけながら言い放ったんだ。

「へっへっへ、のび太。
超レアなSSSランクの『ハイパーゼウス』
カードを引き当てやがって、ちょっと生意気だぞ!?」

「オレのEランクカード『モブな村人』とトレードしてくれよ!!」
「え~、そんなぁ……」

スネ夫はケラケラと、
のび太くんをあざ笑いながら、こう言ったんだ。

「のび太、トレードしないとジャイアンの鉄拳制裁が待ってるぞ?
交換してあげたらぁ~?クククククッ!!」

案の定、のび太くんはジャイアンの威圧感に
抗うことが出来ず、涙目になって震えていたんだ。

「うぅ……分かったよぉ。はい!
SSSランク『ハイパーゼウス』の カードだよ。これでいいんでしょ?」

「おう、サンキュー!!
ほれ、お礼に『モブな村人』カードを10枚やるぜ!」

スネ夫がその光景を楽しみながら、
のび太くんに皮肉な言葉を投げつけたんだ。

「ハハハッ!『モブな村人』、
全くのび太にぴったりのカードじゃないか!?
のび太にはゴミみたいな価値しかないよな。」

するとジャイアンも便乗したんだ。
「本当だよな。このカード、何の価値もないもんな。
まあ、のび太らしいけどな。グへへへへ!!」

のび太くんは悔しかったけど、
ジャイアンには逆立ちしても勝てないので
唇を噛み締めながら、俯いて黙り込んでいたんだ。

「お!?何だスネ夫、すげえ余裕たっぷりじゃんか!?
レアカードを引き当てる秘策でも、あるってのかよ?」

「ふふふ、ジャイアン。お金持ちのボクには
『大人買い』というチートな手法が使えるのさ。
つまり、1つの店で大量に購入が可能なんだよ。」

「おばあちゃん、そのベックラマンチョコ、
カートごと全部ボクに頂戴!」

「お金ならたっぷりあるんだ!
ほら、今日は100万円を用意しているんだよ!!
大金持ちのパパに頼んだら、 大金なんてチョロいよね~。」

「へへっ。あっ、おばあちゃん、 ついでにこのガムも頂くね。
端数はチップとしてサービスしてあげるからさ!
じゃあ、10000円札を4枚ここに置いとくよ!」

そして、ジャイアンがニヤニヤしながらこう言ったんだ。
「へへへ、持つべきものは金持ちの友人だな。
それにしてもスネ夫、おまえも中々のワルだな!」

スネ夫はのび太に聴こえるように、わざと大声でつぶやいたんだ。
「はぁ、やっぱ、のび太とは友達になれないわ。
貧乏人の、のび太なんかと付き合ってたら、 ボクの品位がだだ下がりだよな。」

「そうだな、スネ夫、そのベックラマンチョコ全部開けてみようぜ!
チョコは捨てて、カードだけを抜きとるんだ。」

「おお、さすがジャイアン!
よし、まずはボクが開封するぞ! せーのでいくぞ!!」

「ああ、いいぞ!!」
「「せぇ~のっ!!」」
バリッ!!バリバリバリィィッ!!!
(←袋を破る音)

「やった!SSSランクの『大和のクロネコプリンセス』ゲットォ~!
イェーイ、ジャイアン、大勝利~!」

「ちくしょう、ボクはBランクの、『十字架大好き天使ちゃん』かぁ~。
クソッ!外れだ!」

「おっ、スネ夫、オレそれ持ってねーよ。くれくれ!
他は……と、Eランクの『モブな村人』ばっかじゃねえか!? 
ふん、大人の商売はやり口が汚ねえから許せねえよな!」

ジャイアンとスネ夫はベックラマンチョコのカードのみを抜いて
チョコはポイポイと捨て始めたんだ。
食べ物を粗末にする先進国には、ありがちな光景さ。

「ちょっと、スネ夫にジャイアン、勿体ないじゃないか!?
ちゃんとチョコもちゃんと持って帰れよ!?」
のび太くんが怒りを露にして、2人に詰め寄ったんだ。

「は!?ふざけんな、のび太。
底辺人間のオマエが、このオレサマに向かって説教をするとはいい度胸だな!
チョコなんて、ただのゴミクズだろうが!!」

「ほら、スネ夫、その『十字架大好き天使ちゃん』よこせよ。
『モブな村人』は全部、捨てちまえ。」

食べ物を粗末にするジャイアンやスネ夫の素行の悪さに耐えきれず、
のび太くんはばら撒かれたチョコを拾って、
それをドラえもんへのお土産として持ち帰ったんだ。

「もう、我慢できない! ドラえもん、あいつら、ボクのカードは取り上げるし、
食べ物を粗末にするとんでもない奴らなんだ!」

ドラえもん、ボクの代わりにギャフンと言わせてやってくれないか!?」
「うん、のび太くん。キミの気持ちはよく分かるよ。ボクに任せてくれ。」

ボクはドラ焼きの方が良かったんだけど、折角だから
のび太くんが持ち帰った、ベックラマンチョコを頬張ったんだ。
「う~ん、美味しいねぇ。」←大山のぶ代

③ひみつ道具大活用! 

「食べ物を粗末にするジャイアンには……これだっ!」
「食べらレンコンーー!!」
パンパカパーン!!

「な、なにそのお菓子は!?」
「ふふふ、このレンコンチップスをジャイアンに食べさせると
レンコン以外は何も食べられなくなるんだよ。
効き目は1袋で、まる1日有効だよ!」

「レンコンしか食べられなくなったジャイアンは、
きっとガリガリに痩せ衰えて、栄養失調で倒れてしまうだろう。」

「そ、そんな恐ろしい道具だったのかい!?」
「ふふ、安心してよ、のび太くん。
解毒剤の『食べられマスタード』も持っているからさ。」

「ドラえもんは本当に頼りになるなぁ。ありがとう。」
「いいってことさ。」

「さぁ、のび太くん、食べらレンコンはスネ夫からのお歳暮ということで
ジャイアンに送り付けてやろうか。」

「マゾの宅急便ーー!!」
パンパカパーン!!

「これを使うと、証拠を残さずにジャイアンに郵便物を届けてくれるのさ。」
「おぉ~、凄いなぁ。」

「筆跡ペンシルーー!!」
パンパカパーン!!

「これを使うと、スネ夫の筆跡で宛名を書けるんだ。
これでスネ夫からの手紙だと思わせることが出来るよ。」
「う~む、やっぱりドラえもんは頼りになるなぁ。」

「さぁ、のび太くん。早速手紙を書いて、
スネ夫からのプレゼントとして送りつけてあげようか。」
「う、うん……。」

「よし、出来たぞ! これをスネ夫からお歳暮として、
ジャイアンに届けてやろう。」

親愛なるタケシくんへ。(ジャイアンの本名)
いつもボクと遊んでいただいて、ありがとうございます。
キミとの友情のしるしとして、このレンコンチップスをあなたに送ります。
とてもおいしいのでぜひ、早めに召し上がって下さい。
スネ夫より。

ボクたちはマゾの宅急便を使って、
ジャイアンに食べらレンコンを送り付けることに成功したんだ。

「おっ、スネ夫からお歳暮が送られてきたぞ。気が利くじゃねーか!
ウマいレンコンチップスって書いてあるぞ!?早速食ってみよう。」

「どれどれ……」
「パクッ!モグモグ!モキュ、モキュ、モキュ、モキュ……」

「うめええええええええええええ!!!!
ふう、10袋も入ってたが、ウマかったもんで完食しちゃったぜ。」

「ああ、たっぷり食って、眠たくなってきたぜ。寝るか……」
ZZz……ZZz……ZZz……ZZz……ZZz……ZZz……」

④翌日のジャイアン

「タケシ!さっさと朝食を済ませて、学校へ行きな!」
ジャイアンのママが
朝ご飯を持って来たが、 今日のジャイアンには食欲がないみたいだ。

「あれ、おかしいなぁ。今日のオレ、全く食欲がでねーよ!」
「そうかい、じゃあママがあんたの分まで全部食べてあげるよ。
バリバリ、ムシャムシャ、ガツガツ!!」

「ふふふ、スパイクスパイダーを使って
ジャイアンの様子を監視しているんだ!」

「のび太くん、案の定ジャイアンは意地汚く、
『食べらレンコン』を全部食べたようだね。
その証拠に食欲が全くなくなっているみたいだ。」

「うん、ジャイアンの身体は今頃、
『食べられレンコン』の成分が全身に行き渡っているはずだよ。」

「今日は体育の授業で10キロのマラソン大会があるそうじゃないか?
そこでジャイアンは倒れて、保健室に運ばれるはずさ。」
「な、なるほど。」

「買えま千円ーー!!」
パンパカパーン!!

「のび太くん、このお札は『買えま千円』と言って、
その人の所有物に貼ると、何も売ってもらえなくなるんだ。
スネ夫の家の目立たない場所に貼っておけばいいよ。」

「ああ、分かった。学校に行くついでに、
スネ夫の家の壁の死角にこっそりと貼り付けてくるよ。」

「じゃあね、いってらっしゃい、のび太くん。」
「ああ、ドラえもん。また後で。」

⑤給食時間、事件発生!!

「おい、ジャイアン大丈夫か?」
「どうしたんだよ?顔色が悪いじゃないか。」
「何かあったの、タケシさん!?」

「ああ、なんか食欲がでなくってさ。
おっ、今日の給食はレンコンの煮物じゃないか!
何故だ!?これしか食う気がしねえ!!なぜなんだぁぁぁ!?」

「ジャイアン、食欲がないの!?仕方ないなぁ
レンコンの煮物以外はボクが全部代わりに食べてあげるよ。」

「す、すまねえのび太。オレサマの身体は、
一体どうしてこうなっちまったんだ!?」
ジャイアンは小さな脳みそを絞って、一生懸命に考えたんだ。

すると、どうやらスネ夫から送られてきた
レンコンチップスの事が頭に浮かんだんだ。

「まさか!?あのレンコンチップスが原因なのか!?」
「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!! スネ夫めぇぇぇ!!
覚えてろよぉ~!! 絶対に許さねえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

⑥放課後、ジャイアンは病院送り!!

「スネ夫!!テメーだけはぜってぇ許さねぇぞっっっっっっ!!」
「ちょっと、ジャイアン!何をする気なんだっっ!!」
「うるせぇーー!!」

「ひらりっ!」
スネ夫はジャイアンの攻撃を軽くかわした。

「あれ!?ジャイアン、いつものすごいパワーはどうしたの!?
なんか死にそうなおじいちゃんみたいだよ!?」

「なんだ!?腹が減って力がでねぇ!?」
「ふふふ、下剋上のチャンスだね。」

「ボクはいつもジャイアンにいじめられていたけど、
今こそこの恨みを晴らさせてもらうよ!」

「スネ夫のくせに生意気だぞ!
くらえ、ジャイアン・メガトン・ウルトラ・パンチ!!」

「ヒラリッ!」
「くっ!何故弱虫のスネ夫にオレサマの攻撃が当たらないんだ!?」

「ふふふ、何だか知らないけどジャイアンが弱体化してるみたいだね。
くらえっ!スネ夫金的粉砕脚!!スコーン!!」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「ふふ、スネ夫パンチ!」

「ぶほぅ!」

「ふふ、スネ夫キック!」
「ぐぎゃぁぁ!?」

「ふふ、スネ夫エルボー!!」
「ごぼげらぁぁ!?」

「ふふ、スネ夫チョップ!」
「あべしぃ!」

「ふふ、スネ夫正拳突き!」
「がばぁ!」

「スネ夫ラリアット!」
「ぐはぁ!」

「ふふ、スネ夫バックドロップ!」
「がべぇ!?」

「スネ夫ヘッドバット!!」
「がびゅ!」

「スネ夫シャイニングウィザード!!」
「ががが!」

「スネ夫タイガースープレックス!!」
「どばぁ!」

「スネ夫ブレーンバスター!!」
「がはぁ!」

⑦そして、その後……

「スネ夫、おまえだけは……ゆるさねぇ……ぜ……。」
「ふっ、ボクの勝ちだね。」

⑧それから数日の間、ジャイアンは入院中……

⑨数日後、ジャイアン退院!

⑩10日後、ジャイアンは元通りになった!

⑪ジャイアンはスネ夫の家で待ち伏せをしていた!

⑫ジャイアン、スネ夫の家に侵入!

⑬ジャイアン、スネ夫の部屋を捜索!

⑭ジャイアン、スネ夫が大事にしているSSランクのレアカード
『ヴィーナス大好き白雪ちゃん』を強奪!

⑮スネ夫、激怒!

スネ夫は激怒した。
こうなったらカネにモノを言わせて、
輩を雇ってでもジャイアンをボコるしかない!

スネ夫は悪友の霧崎先輩に電話をかけた。
「もしもし、霧崎ジャック先輩ですか!?100万円をキャッシュでお支払いしますので、
ジャイアンを病院送りにして欲しいんです!お願いします!!」

「ダメだ!何故なのかはわからねぇが、お前の頼みを引き受ける気が
1ミリも湧いてこねえ!ほかのヤツにでも頼むんだな!!」
「プツッ。」

ボクとのび太くんは「スパイクスパイダー」を使って
スネ夫とジャイアンに起こった一部始終を監視しているんだ。

どうやら、スネ夫の家の壁の死角に貼った
『買えま千円』が絶大な効果を発揮しているみたいだ。

「くそっ、それじゃあホームセンターで催涙スプレーと金槌を買って、
ジャイアンを病院送りにするしか方法はない!」

「おいっ、催涙スプレーに金槌を売ってくれないか!?」
スネ夫は最寄りのホームセンターで店員に声をかけたんだ。
「いえ、あなたには何も売る気にはなれませんね!」

「なんでだよっ!?」
「あなたには5円チョコですら売る気にはなれないです!
嫌いな奴の頼みを断るのに、理由なんていりません!!」

「クソ野郎が!!このオレ様が誰か分かってんのか!?」
「もちろん知ってますよ。あなたはスネ夫さんでしょう?」

「そうさ、オレはスネ夫さ。
地域一番の大金持ちの息子だぞ!だから、言うこと聞けよ!!」

「嫌ですね。あなたみたいな人は
大嫌いなので! さっさと消えてください。シッ、シッ!!」

「チッ!使えねえな! もういい!こんな店は潰れちまえっ!!」
「クソッ、怒鳴ったら腹が減ったぜ、コンビニで握り飯でも買うか。」

スネ夫は近所のコンビニエンスストアに入ったんだ。
「いらっしゃいませー!」

「おっ、おにぎりが安いじゃねーか!どれにしようかな?」
「これとこれにするか!」

スネ夫はシーチキンと梅干しのおにぎりをレジまで持っていったんだ。
「あなたは買えません!そう、あなたは買えましぇん!!
101円のおにぎりさえも、あなた、買えましぇ~ン!!」

武田●矢にそっくりのコンビニ店員は、スネ夫の来店を頑なに拒否ったんだ。
「ふざけんじゃねーよ!! どうなっちまったんだボクは!?
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

スネ夫は発狂して、 コンビニエンスストアを
ものすごい勢いで飛び出したんだ。
すると、スネ夫の目の前に鬼の形相をしたジャイアンが待ち構えていたんだ。

「おーーーーーーーーーい!!
スネ夫!!テメーはオレサマの体調不良を狙って
痛い目に遭わせてくれたじゃねーか!!」
「ひいっ!ジャ、ジャイアン!?」

「スネ夫、てめーは絶対に許さねえ!
除夜の鐘と同じ108回くらい、オレサマの攻撃を叩きこんでやる!!
くらえっ!ジャイアンパンチ!!」
「うわぁぁ!!」

「スネ夫、まだまだこれからだぜ! ジャイアン・キック!!」
「ぐへぇ!!」

「どうだ!まだ気絶するんじゃねーぞ! ジャイアン・チョップ!!」
「あべしっ!!」

「どうだ!そろそろギブアップか!? ジャイアン・エルボー!!」
「ぐはっ!!」

「どうした!?スネ夫、そろそろ降参しろ!! ジャイアン・メガトン・ウルトラ・パンチ!!」
「ぐげぇ!!」

「どうだ!? スネ夫、これでトドメだ!!
ジャイアン・ハイパー・アルティメット・ファイナル・アターック!!」
「ごはぁぁ!!」

こうして、スネ夫はジャイアンの攻撃を108回ほど受け続け、
フルボッコにされちゃったんだ。
結局スネ夫は全治6ヵ月の重傷を負っちゃったらしいよ。

ジャイアンは少年鑑別所に送られたんだ。
スネ夫に暴行を加えた罪でね。

「ドラえも~ん、ジャイアンとスネ夫がしばらく姿を消してくれたおかげで、
しずかちゃんと楽しい学校ライフを送れるよ。」

「それはよかったね、のび太くん。」
「うん!ボクは今とても幸せだよ! ジャイアンとスネ夫、ざまぁみろだね!」
「おっ、しずかちゃんからラインが入ったよ?」

「のび太さん、バラの香りがする新しい入浴剤を購入したの。
今からしずかの家まで来て下さい。一緒にお風呂に入りましょう!
ドラちゃんも、よろしければお越しください。」

「だってさ!やったぜ!早速行こうっと!」
「あ、待ってよ、のび太くん。ボクも行く!」

ジャイアンは鑑別所の職員に詰められて、ヒイヒイ
泣きながら事情を説明しているという話だよ。

スネ夫は腰骨を複雑骨折しており、大変難しい骨の移植手術が
必要だと判明したんだ。完治したあとも
歩行障害が残る可能性が高いようだね。

そんなこんなで、スネ夫とジャイアンが姿を消している間に、
のび太くんはしずかちゃんとの仲を深めておくつもりらしいよ。

「のび太くん、ボクも一緒にお邪魔するね!」
「それじゃあ呼び鈴を鳴らすね、ドラえもん!」
ボクとのび太くんは、しずかちゃんの家にやってきたんだ。

「いらっしゃい、2人とも。どうぞ上がってちょうだい。」
「おじゃましまーす。」

次回は憧れのしずかちゃんと、麗しのお風呂タイムなんだ
みんな、お楽しみにね!

つづく


勝つためには、どうするか!?

2023-05-27 10:00:00 | 小説

勝つためにはどうするか!?
まずは、勝ち負けにこだわることをやめて下さい。
世界には80憶人の人間がいます。

当然あなたより有能な人はたくさんいるわけですから、
勝とうなんて思うのがそもそも間違ってるんですね。

でも人間ってそういうものです。
どうしても「勝ちたい」と思ってしまうんですよね。

よって、その気持ちを捨て去る必要があります。
そのためにはどうすればいいか?

私は『人生』をやれば良いと考えます。
ゲームで言えばレベル上げですね。

ひたすら『人生』というゲームを繰り返しプレイすることです。
この世に生を受けた瞬間から、
死ぬ日まで、ずっと『人生』を続けることです。

そうすると不思議と『勝ちたい』という気持ちは無くなってきますよ。
なぜならば、 それは『人生』だからです。

自分の人生に『勝ち』なんて、あるはずがないじゃないですか。
仮に、もしそんなものがあるとしたら、 それはただの幻想でしかありません。
自分が今、こうして生きていることがすでに『勝ち』なんです。

それを自覚するだけで『勝ちたい病』からは解放されます。
今回は「あなたの人生に勝ち目はない」ことについて述べました。

『人生』を続けてさえいれば、『勝ち』ではなく
人生の『価値』が必ず見えてきます。

突如『無価値』だと、思える日が来てしまうこともありますが、
それも含めて人生の『価値』というものです。

そして、それこそがあなたの
『人生』における最高の『勝ち』なのです。

「ただのシャレじゃね?」
と思った方へ。本気ですよ!(笑)

小説を書くために「物語のテーマ」について考えたことはありますか?
たとえば、恋愛小説を書きたければ「愛とは何か」を考えてください。
物語の主人公は「何」を「愛の基軸」として行動するのか。

何を基軸通貨とすべきなのか。
円なのか、ドルなのか、ポンドなのか。
はたまた人民元なのか。


脱線
それを考えてこそ、魅力的な主人公が出来上がるのです。

あなたが書くべき物語は、 どのようなテーマを持つのか?
それが明確であれば、書き出しから「テーマ」が見えてくるのです。

物語は「テーマ」から始まる 小説に限らず、すべての創作物において、
まず第一に考えなければならないことがあります。

それは「テーマは何か」ということです。
どんなにおもしろい小説であろうと、
「テーマ」のない作品は必ず面白くなりません。

これは私の持論であり、おそらく多くの方が同意してくれるでしょう。
しかし、意外にも多くの人が見落としている部分があります。

「テーマ」というのは、ストーリーそのもののことではないということです。
「テーマ」とは、ストーリー以外の部分を指します。

つまり「世界観」「舞台設定」「キャラクター造形」「文章表現」などです。
これらはすべて「テーマ」に沿ったものである必要があります。

テーマとは「テーマのある世界・出来事・人物」ということなのです。
「テーマ=物語の世界観」と考えるとわかり易いかもしれませんね。
小説だけでなく、映画やドラマなどもすべて同じです。

たとえストーリーがつまらないものであっても、
「テーマ」があるかどうかでまったく違ってきます。

もし「テーマ」がない作品は、そのすべてが
「薄っぺらい」と感じられてしまうでしょう。

「テーマ」とは、ストーリーよりもむしろ「世界観」を指すと言ってよいのです。
だからこそ、小説のみならず映画やアニメなどの映像作品は、
必ず「コンセプトアート」を描いておくことをお勧めします。

「コンセプトアート」とは、ざっくり言うと
「物語の舞台となる世界の全体像を描いた絵」のことです。
これがあれば、「舞台設定」がわかりやすくなるし、
登場人物たちの住む場所もイメージしやすくなりますよね。

小説も同じです。
「テーマ」を明確にしてあれば、
それだけで作品の「世界観」をアピールできるようになります。

「テーマ」がなければ、どんなに壮大な物語を書いても、
読み手にはなかなか伝わりません。

「テーマ」とは、いわば「物語全体の設計図」なのです。
だから、まず最初に考えるべきものなんですよね。

最後に 今回は「テーマを考える」ことについて述べました。
小説を書く上で最も重要なことのひとつが「テーマを決める」ことです。

もし「テーマ」がないのなら、今すぐ決めましょう。
そうすれば、あとはそれに沿って書くだけです。

なぜあなたはこの職業に就いたのですか?
テーマを持たずに何となく就職してしまった、Aさん23歳。
テーマの無い方は離職していきます。

テーマは人生の集大成という意味合いも含まれてますので、
一度決めたらブレないほうが良いかもしれません。

今回は「テーマ」について述べました。
「テーマ」を決めずに小説を書く人はいません。

「テーマ」を決めて書かないと、そもそも小説にならないからです。
しかし、「テーマ」に縛られて身動きがとれないのでは意味がありません。
そこで、次の三点に絞ったうえで自由に書いてみてください。

1.「主人公がどうなりたいか」
2.「主人公の周りの人がどうなりたいか」
3.「主人公は何をやりたいのか」

この三つだけを考えながら小説を書いてみるのです。

「オレは、小さくて可愛い女の子になりたいぜ!」


「あたしは、マッチョでゴツい戦士になりたいわ!」

二人の儚き願いは、果たして、無事に成就するのであろうか!?

できた。