豆日記

小豆原一朗の日記

おつかれさまです

2009年11月12日 | ライブ後
11/11 浅草KURAWOOD。

…また雨か。

この世には雨男と雨女と晴れ男と晴れ女がどの位の割合でいるのだろう

僕が雨男だとつくづく確信したこんな日に、こんな曲をやった。


「おかしなまち」(新曲)

2階の部屋に住んでるジョニーはとても神経質な奴でさ
雨戸を閉めて「悪魔の針が僕をせかす」なんて言うんだ
「言い訳なんて人間みんなに用意されていて、それを言うか言わないかはそいつの勝手だ」
そう言い残したあいつは着の身着のまま旅に出たんだ 
旅に出て奴は色んな人に出会い、色んなものをもらった 
奴の持っているカバンは大きくなっていった
1年が経ち、旅にもくたびれて、町に帰ろうと旅路を逆に
町に戻る準備は整っているのに何故か町に帰りたくなくて 
なんでか知らないけど、持ってた大きなカバンを海に捨てて奴は町に帰って来た。
そういうわけで奴の変化に気づいた者は誰一人もいない

僕の町の煙突屋さんは高い所が苦手
お天気お姉さんは雨女
方向音痴のタクシードライバー 
とっても凶暴おまわりさん
とっても親切犯罪者 
雨雲はてるてる坊主に恋してる

町はそろそろ戦争が始まるっていうんで大騒ぎだ
近所の連中は「戦争反対」の旗をふって行進してた
隣の町にミサイルが落ちてぼくらの町に不吉な空気が
真っ赤に燃える夕焼けは何かを予言しているかの様だ
僕はジョニーと一緒に家の地下室に隠れた
このふるえが止まるのは何時間後?何日後?何カ月後?何年後?
僕らが外に出た時はすでに町は町じゃなかった
瓦礫の山、悲しい人間の顔
瓦礫の山をぬって僕らは自転車二人乗り 
町が見下ろせる高台の丘に
こうして見ると無くなったのは町だけじゃなく世界かもしれない
あたりはすっかりスッカラカンだ 
すると、どっかから聞こえるロックンロールのレコードの音
夕焼けの中、僕とジョニーは自然と体を動かして身をゆらすと
僕らのふるえは止まっていたんだよ

少年の頭の中、青くさい音楽鳴り響いていた
少年の頭は今、悲しいおかしい町があった

僕の町の青信号は「止まれ」、「進め」は赤、黄色 
路上の歌うたいは歌が無い
毒ヘビ管理のメリーゴーランド 
止めるスイッチを無くしたよ
宇宙みたいな夜が来て 
雨雲はてるてる坊主に言いました

僕は君が見たいよ 僕は君がほしい 
僕は君が見たいよ だから雨を降らすんだよ
君の願いが叶う頃僕は消えている 
僕の願いが叶うのは君が祈っている時

まめ

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お疲れ様です | トップ | ファイヤーチョップ »
最新の画像もっと見る

ライブ後」カテゴリの最新記事