こんばんわんこそばんそーこー!
HKT48指原莉乃(26)が、今月28日の卒業コンサート(横浜スタジアム)でグループを卒業する。選抜総選挙では、前人未到の3連覇を含む最多4度1位に輝き、今やテレビで見ない日がないほどの「バラエティー女王」になった。
このほど日刊スポーツの取材に応じ、アイドル卒業を語った。
約11年のアイドル生活を振り返るような写真に囲まれ、少し照れ笑いしながら「懐かしい」とつぶやいた。過去はあまり振り返らないタイプ。卒業が間近に迫り、まだ実感は湧かないという。
「思ったより長くやったなというのが正直なところ。まさか11年もやるとは思わなかったです」
もともとハロー! プロジェクトなどアイドルの大ファンだった。07年にAKB48の5期生として加入し、大分から上京。08年に本格デビューして以降、「へたれ」キャラで頭角を現すと、スキャンダルなど逆境も乗り越えて、13年に大島優子(30)を破り選抜総選挙で1位を獲得。一気にブレークし、バラエティー女王になった。波瀾(はらん)万丈のアイドル人生だった。
「全てが一瞬の出来事でした、ちゃんと覚えてないというのが本当のところです。グループに入ってからは明るくなったと思います。『今が楽しい』をずっと更新できているのかなと思います。(アイドルとして貫いたことは?)信念はあまりない感じなんですけど…寝坊はそんなにしなかったですね! いろいろなことはブレてきましたけど、そこだけは守りました(笑い)」
アイドルの肩書が外れることには不安もあるという。
「先日バカリズムさんにも言われたんですけど、アイドルというフィルターが1つあるとバラエティーに出やすかったりとか、振りがきいてて何でも受けるというところがあるので、正直手放すのは惜しい部分はあります(笑い)。今まで、アイドルという肩書に助けられてきてもいるので、いまさらそれを外して…というのも不安なんですけど、いつかは必ずアイドルじゃなくなる時がくるので、それは今のタイミングだったのかなと思います」
後輩の成長を実感し、卒業を決意した。選抜総選挙の不開催や、乃木坂46をはじめとする坂道シリーズの隆盛などもあり、48グループは岐路に立たされている。
「正直私がいなくなった方が、一からできるとは思ってます。私みたいな品のない笑いは、自分はそのやり方が近道だったんですけど、アイドルには必要ない。後輩たちにはずっと言ってるんですけど、アイドルは明るいのが一番! あまり暗くならずに元気にしていてほしいです」
運営を含めて、今後に期待することについては「最近はコンサートを全然出来ていなかったので、ちゃんとやるとか、握手会の日程を(対象のCDの)発売日ともっと近づけるとか、ファンの方とちゃんと向き合うことはそういう部分に期待したい」と話した。
卒業後も、もちろんタレントとして活動していくが、これまでずっと走り続けてきた。
「今後のことは、本当に何も考えてないというのが正直なところで…。先日タモリさんに『卒業後どうするの?』って聞かれたときに、『何も考えてないです』って話したら『いいじゃん!』って。今までずっと突き進んできたので、連休をいただいたりとか…。旅行も行ってみたいですね。とりあえず実家に。これまで長期に帰ることもないので。台湾も好きなので行きたい。(矢吹)奈子がIZ*ONEの専任が終わったら韓国に行こうとは約束しています。まだ先ですけどね」
これまで、多くのメンバーの卒業を見てきた。
「AKBにいる時より露出は減りますし、それでも挑戦したいとか、環境に甘えちゃいけないと思って卒業していく人もいれば、ゆっくりしたいと思って卒業していく人もいたと思いますが、見ていて思うのは、皆さん好きなことをやっている時の顔は、生き生きしているなと思います」
アイドル卒業後の恋愛はどうだろうか。
「応援されるような恋愛をしたいとは思います。人って恋愛するものとはいえ、恋愛禁止とされているときに声を掛けてくる人はヤバいと思っていたので前向きにはなれなかったですけど、これからはハードル下げまくりで、ぜひ! 結婚願望? 日によります!(笑い)。良い方がいれば、したいですね。譲れない条件は、洗面所をびちょびちょにしない人です(笑い)」
現在は「=LOVE」などのアイドルグループのプロデューサーとしても手腕を振るう。指原にとって、アイドルとは何だろうか。
「アイドルとは『覚悟が出来ている人が活躍できるもの』だと思います。つらいことの方が多いかもしれないですけど、その分アイドルにしか得られない充実感だったり、感動はあります」
自らのアイドル人生に区切りをつける時がやってきた。アイドルが好きだからこそ、グループだけでなく、アイドル界全体にも目を向けている。
「グループとして応援するのは楽しいですよね。いちプロデューサーとしては、箱推しできるところを探して、自分の気持ちをどんどん移してもいいと思うんです。アイドル業界全体で居心地がいいところを探して、業界全体を盛り上げてほしいです」
◆指原莉乃(さしはら・りの)1992年(平4)11月21日、大分県生まれ。AKB48の5期生として08年にデビュー。12年にHKT48へ移籍し、13年からは劇場支配人を兼任。17年には一時、STU48も兼任した。選抜総選挙は第1~9回まで出馬し、27→19→9→4→1→2→1→1→1位。15年からは前人未到の3連覇を達成。12年には「それでも好きだよ」でソロデビュー。現在、日本テレビ系「今夜くらべてみました」(水曜午後9時)などレギュラーや、準レギュラーなど多数のバラエティー番組出演。=LOVEのプロデュースなど、多方面に才能を発揮している。159センチ。血液型O。
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思い出の写真に囲まれ、卒業証書を手にする指原莉乃
アイドルを卒業する指原莉乃
アイドルを卒業する指原莉乃
HKT48指原莉乃(26)が、今月28日の卒業コンサート(横浜スタジアム)でグループを卒業する。選抜総選挙では、前人未到の3連覇を含む最多4度1位に輝き、今やテレビで見ない日がないほどの「バラエティー女王」になった。
このほど日刊スポーツの取材に応じ、アイドル卒業を語った。
約11年のアイドル生活を振り返るような写真に囲まれ、少し照れ笑いしながら「懐かしい」とつぶやいた。過去はあまり振り返らないタイプ。卒業が間近に迫り、まだ実感は湧かないという。
「思ったより長くやったなというのが正直なところ。まさか11年もやるとは思わなかったです」
もともとハロー! プロジェクトなどアイドルの大ファンだった。07年にAKB48の5期生として加入し、大分から上京。08年に本格デビューして以降、「へたれ」キャラで頭角を現すと、スキャンダルなど逆境も乗り越えて、13年に大島優子(30)を破り選抜総選挙で1位を獲得。一気にブレークし、バラエティー女王になった。波瀾(はらん)万丈のアイドル人生だった。
「全てが一瞬の出来事でした、ちゃんと覚えてないというのが本当のところです。グループに入ってからは明るくなったと思います。『今が楽しい』をずっと更新できているのかなと思います。(アイドルとして貫いたことは?)信念はあまりない感じなんですけど…寝坊はそんなにしなかったですね! いろいろなことはブレてきましたけど、そこだけは守りました(笑い)」
アイドルの肩書が外れることには不安もあるという。
「先日バカリズムさんにも言われたんですけど、アイドルというフィルターが1つあるとバラエティーに出やすかったりとか、振りがきいてて何でも受けるというところがあるので、正直手放すのは惜しい部分はあります(笑い)。今まで、アイドルという肩書に助けられてきてもいるので、いまさらそれを外して…というのも不安なんですけど、いつかは必ずアイドルじゃなくなる時がくるので、それは今のタイミングだったのかなと思います」
後輩の成長を実感し、卒業を決意した。選抜総選挙の不開催や、乃木坂46をはじめとする坂道シリーズの隆盛などもあり、48グループは岐路に立たされている。
「正直私がいなくなった方が、一からできるとは思ってます。私みたいな品のない笑いは、自分はそのやり方が近道だったんですけど、アイドルには必要ない。後輩たちにはずっと言ってるんですけど、アイドルは明るいのが一番! あまり暗くならずに元気にしていてほしいです」
運営を含めて、今後に期待することについては「最近はコンサートを全然出来ていなかったので、ちゃんとやるとか、握手会の日程を(対象のCDの)発売日ともっと近づけるとか、ファンの方とちゃんと向き合うことはそういう部分に期待したい」と話した。
卒業後も、もちろんタレントとして活動していくが、これまでずっと走り続けてきた。
「今後のことは、本当に何も考えてないというのが正直なところで…。先日タモリさんに『卒業後どうするの?』って聞かれたときに、『何も考えてないです』って話したら『いいじゃん!』って。今までずっと突き進んできたので、連休をいただいたりとか…。旅行も行ってみたいですね。とりあえず実家に。これまで長期に帰ることもないので。台湾も好きなので行きたい。(矢吹)奈子がIZ*ONEの専任が終わったら韓国に行こうとは約束しています。まだ先ですけどね」
これまで、多くのメンバーの卒業を見てきた。
「AKBにいる時より露出は減りますし、それでも挑戦したいとか、環境に甘えちゃいけないと思って卒業していく人もいれば、ゆっくりしたいと思って卒業していく人もいたと思いますが、見ていて思うのは、皆さん好きなことをやっている時の顔は、生き生きしているなと思います」
アイドル卒業後の恋愛はどうだろうか。
「応援されるような恋愛をしたいとは思います。人って恋愛するものとはいえ、恋愛禁止とされているときに声を掛けてくる人はヤバいと思っていたので前向きにはなれなかったですけど、これからはハードル下げまくりで、ぜひ! 結婚願望? 日によります!(笑い)。良い方がいれば、したいですね。譲れない条件は、洗面所をびちょびちょにしない人です(笑い)」
現在は「=LOVE」などのアイドルグループのプロデューサーとしても手腕を振るう。指原にとって、アイドルとは何だろうか。
「アイドルとは『覚悟が出来ている人が活躍できるもの』だと思います。つらいことの方が多いかもしれないですけど、その分アイドルにしか得られない充実感だったり、感動はあります」
自らのアイドル人生に区切りをつける時がやってきた。アイドルが好きだからこそ、グループだけでなく、アイドル界全体にも目を向けている。
「グループとして応援するのは楽しいですよね。いちプロデューサーとしては、箱推しできるところを探して、自分の気持ちをどんどん移してもいいと思うんです。アイドル業界全体で居心地がいいところを探して、業界全体を盛り上げてほしいです」
◆指原莉乃(さしはら・りの)1992年(平4)11月21日、大分県生まれ。AKB48の5期生として08年にデビュー。12年にHKT48へ移籍し、13年からは劇場支配人を兼任。17年には一時、STU48も兼任した。選抜総選挙は第1~9回まで出馬し、27→19→9→4→1→2→1→1→1位。15年からは前人未到の3連覇を達成。12年には「それでも好きだよ」でソロデビュー。現在、日本テレビ系「今夜くらべてみました」(水曜午後9時)などレギュラーや、準レギュラーなど多数のバラエティー番組出演。=LOVEのプロデュースなど、多方面に才能を発揮している。159センチ。血液型O。
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