
京都市伏見区の伏見稲荷大社で11日、「初午大祭(はつうまたいさい)」が営まれ、毎年朝早くから多くの参拝者が訪れます。

“初午”といえば、年中で最も寒い時季に当り、時として節分の前にめぐり来ることすらあります。

しかし古くは旧暦を用いていたので、節分前に“初午”が来ることはなく、もう少し春めいた頃(通常は2月下旬から3月中旬の間)にめぐってきたものでした。

四季のうつろいを敏感にとらえ、その中に“もののあわれ”を見出した当時の人々は、“初午”にはこぞって稲荷社に詣でたものでした。
初午は祭神が 711年にこの地に鎮座されたことに由来します。
「福参り」「福稲詣で」とも呼ばれ大変な賑わい振りです。

2000本以上の朱色の鳥居をくぐると身も心も朱色に染まってしまいそうです。

伏見稲荷大社は、全国に3万以上もの神社があり、お稲荷さんの愛称と白いキツネでお馴染みの稲荷信仰の総本社で、美しい社殿とその背後に広がる、稲荷山全体が神域となっています。

■場 所: 伏見稲荷大社
■期 間: 2025年2月6日(木)
■時 間: 8時~
■アクセス: JR奈良線「伏見稲荷」駅
京阪電車「稲荷」駅
■お問合せ: 075-641-7331
■詳細ページ:http://inari.jp/
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
※写真は全て過去のものです。