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京の一枚

京都の梅シリーズ  雲龍院 (泉涌寺塔頭)


京に咲き始めた梅の花


昭和30年になってから一般開放されるようになった、皇室と大変ゆかりの深い泉涌寺(せんにゅうじ)。


それよりもさらに山の手にある「雲龍院」は、総本山泉涌寺の別院であり、真言宗泉涌寺派の別格本山として位置付けられています。


本坊南の高所に位置する別院雲龍院は、後光厳院の思召しによって、竹巌聖皐(しょうこう)が開いた寺で、皇子・後円融院はここに如法写経の儀を興そうと寺領を寄せられた。


また後小松、称光の両天皇もこの寺を崇敬され、四天皇崩御の後は後山に御分骨所が営まれ、北朝歴代の御尊牌が霊明殿に奉安されている。


本堂(重文)安置の本尊・薬師三尊(藥師・日光・月光)は極めて写実的な鎌倉時代の作、また「走り大黒天」は有名である。


梅のつぼみも少し膨らみ始めました。


奥のはねず梅はまだ蕾。


昨年は 室内墓苑「龍華堂」の前の「摩耶紅梅」も花数が少なかったのですが、今年は沢山のつぼみをつけております。


白梅は2月ごろ


摩耶紅梅は3月お彼岸ごろが見ごろの予定です。


本数は多くないが、丸窓の「悟りの窓」越し見る紅梅は風情がある。


立派な枝ぶりの白梅もあり、3月下旬には「はねずの梅」と呼ばれる紅梅と、河津桜の共演も楽しめる。






「迷いの窓」は人生における苦しみを象徴し、「生老病死四苦八苦」を表しているといわれています。






走り大黒天とは


泉涌寺では一年の多幸を願う新春恒例の行事「七福神巡り」、雲龍院ではその七福神の一つで、家に幸福をもたらす「大黒天」が祀られています。


こちらの大黒さんは蓮の上に乗って、大きな袋を背負ってわらじ履き一歩足を踏み出し、今にも走り出しそうな姿をしています。


少しでも早く、衆生(しゅじょう・生命あるものすべて)に手を差し伸べようとする表れでしょう。


(撮影禁止だったので写真はパンフレットより)






■拝観時間:9時~16時30分


■料金:拝観料 200円


■アクセス:市バス208「泉涌寺道」


■問い合わせ:075-541-3916




■雲龍院 http://www.unryuin.jp/


※写真は全て過去のものです。






















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