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通称名称 京の春日さん (きょうのかすがさん)
紅葉に彩られた参道から御本殿を望む 境内は桜や紅葉が多い
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神域は8万3千平方メートルあって、うち6万6千平方メートルは緑の林になっている。
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紅葉に彩られた参道から御本殿を望む 境内は桜や紅葉が多い
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神域は8万3千平方メートルあって、うち6万6千平方メートルは緑の林になっている。
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山林はむかし殿上人が子の日の遊びをした跡で、いまも昔をしのぶことができる。
また参道付近には紅葉や桜が多く、奈良の、猿沢池にまねて造った、鯉沢の池には、かきつばたや水蓮の花が美しい、古歌に詠まれた瀬和井(せがい)の清水は、古木の根本にかくれて清らかである。
春季には名にしおう小塩桜、霧島、ぼたん、つづじなど到るところに研を競い夏季は新緑にはほととぎす、秋季は紅葉、冬季は丹朱社殿の雪景が一しおの尊厳、優雅さを添え、その風景は今なお王朝の余香を感じることができる。
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大原野神社鎮座のあたりは古くから開けたところで、1万年以前の有柄尖頭器が神社の山の手から発見されている。
延歴3年桓武天皇が都を奈良から長岡京(現向日市)に遷されたとき、天皇はしばしば大原野に遊んで鷹を放たれた。
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藤原氏の人や多くの供奉の人達はこの美しい風景を賞でて氏神春日大社の分霊を遷し祀ることにした。
これが当神社の起りである。
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その後、約60年を経た嘉祥3年(850)に左大臣藤原冬嗣を祖父とする文徳天皇は冬嗣長年の願望を想い出して、壮麗な社殿を造営された。
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仁寿元年(851)始めて勅祭がな行われ、春秋二季を例典とされた。
はじめ藤原氏の一族では女が生まれると、中宮や皇后になれるように、この社に祈り、幸にして女が祈願通りの地位につくと美くしく行列を整えて参拝することが例となった。
なかでも寛弘2年(1005)3月8日に中宮彰子が本社に行啓、御父左大臣藤原道長、紫式部以下がお供をした、その行列の絢爛さは、人々の眼をみはらせたと云う。
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また清和天皇の皇后藤原高子が、まだ皇太子の御息所であった時、当社へ参詣になり、供奉の在原業平が、「大原や小塩の山もけふこそは 神代のことも思い出づらめ」との和歌を詠じて奉ったことは、有名である。
このように由緒正しく、また栄えた神社であったので、六国史、大鏡等は勿論、源氏物語、その他有名な古典には当社のことがしばしば書きとどめられている。
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御本殿の第一殿には建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)、第二殿には伊波比主命(いわいぬしのみこと)、第三殿には天之子八根命(あめのこやねのみこと)、第四殿には比賣(ひめ)大神が祀られ、摂社若宮社には天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)を祀っている。古くから政治・方除・知恵の神として、また良縁を授けて下さる女の守護神としての信仰が篤い。
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■アクセス
阪急東向日駅から阪急バス南春日町下車、徒歩10分
■拝観 境内自由
見学所要時間 約 20 分
■P 有り バス10台分 2000円
自家用車50台分 400円
■住所
西京区大原野南春日町1152
■電話番号 075-331-0014
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