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京の一枚

京都 桜100シリーズ 法金剛院の待賢門院桜


平安時代の初めの貴族である清原夏野の山荘だった地に、1130年、鳥羽天皇の中宮である待賢門院璋子が寺院を建立したのが始まりです。


法金剛院の庭園は、待賢門院が極楽浄土をイメージして造園した池泉廻遊式浄土庭園(ちせんかいゆうしきじょうどていえん/大きな池を中心にした庭を歩きながら鑑賞するスタイルの庭で、阿弥陀極楽浄土の世界を再現)。


昭和45年(1970年)に、荒廃し地中に埋もれていた庭園が発掘され、再び整備されて現在の姿となりました。


明治時代に境内が縮小されたため、この浄土庭園は待賢門院が修繕した平安時代のものとは異なります。


庭園の中で、当時の姿を今に伝える唯一の遺構が、庭園北側に組まれた青女(せいじょ)の滝です。


青女の滝は待賢門院の発願のもと、仁和寺の僧・林賢(りんけん)と静意(じょうい)が築きました。


平安時代の庭園において発願者や作者がはっきりしており、さらにその遺構が残っているものは他に例がありません。


境内の庭園にある青女の滝(せいじょのたき)は、日本最古の滝石組として特別名勝に指定されています。


春は待賢門院桜、夏は蓮が有名です。






■拝観時間


9:00~16:00


■拝観料


大人 500円




<公共機関でお越しの方>


・JR山陰線(嵯峨野線)「花園」駅下車、徒歩約8分


・市バス8系統「妙心寺前」下車、徒歩約5分


・京都バス61・62・63・65系統「妙心寺前」下車、徒歩約5分


<お車でお越しの方>


名神京都南I.C.から約40分


■住所


京都府京都市右京区花園木辻北町1-5花ごころ


■お問い合わせ  075-461-9428


■URL  http://kyoto.wakasa.jp/detail/25/250


※写真は全て過去のものです



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