缶を蹴飛ばすことはなくなった 2021-09-13 19:50:00 | 詩 悲しくないと強がった蹴る缶はもうないことに気が付いたいつから空き缶を蹴飛ばさなくなったのだろう?膨らむほっぺは胸の奥にはいるのに涙で汚れた顔は胸の奥にはいるのに怒鳴り散らす威張り散らす大人はいるのにぼろぼろ泣くしゃがみ込む大人はいないどちらが子供じみているのか?痛いよと大の字になって足をバタバタする自分を想像して鼻で笑ってしまった痛いけど苦しいけど曖昧な微笑みで紛らわす大人の欺瞞