天路歴程

日々、思うこと、感じたことを詩に表現していきたいと思っています。
なにか感じていただけるとうれしいです。

ひとりの扉

2019-07-13 20:11:48 | 
雨音は

なぜ

心が捩れるほどやるせなく

それでいて

心が波立つほど甘いのだろう

ひとりでいるのが

寂しくない私は

こんなに

雨音に幸福の匂いを感じて

そんな

自分に後ろめたさを感じる

罪の意識は

どこからくるのか

きっと

真面目な自分が

自分に課したモラルに縛られ

苦しんでいるのだろう

何も

もたらさなかった自分に

罪人の烙印を押したのは

自分

自由を選んだのも

自分

引き裂かれる自我

それでも

私は

ひとりで

雨音を聞く






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