子煩悩な煩悩

煩悩の消化の為の独り言、自分自身の心のサプリメント。

ロシアンブルーのシアン君。最終話【鳴き声】

2004-12-24 00:38:42 | 
クリスマス、正月と慌しい時間が過ぎて、1月のある日
知り合いのライブを見て、デブ解消のきっかけにでもなればと
2駅分しかライブハウスから離れてなかったので、歩いて帰宅
でも、出発が、すでに遅い時間だったので、深夜の一時ぐらいでした。
通いなれた路地に差し掛かり・・・・

『ニャ・・』

ん!?シアン?
『あ~今日、昼、割と暖かかったから、外出て遊んで・・・
家に入れなかったんだろう?シアン!』
『 ・・・・・ 』
返事がありません。
『あれ、シアン・・・シアン・・・』
いつも、隠れてる植え込みの中や、ビルの隙間に向かい
『シアン!風邪引くぞ・・・』
いつもは、呼べば足元にからみついてくるシアン・・・
『あれ!?・・・空耳か・・・』
でも、心配で近所を名前を呼びながら探し
『・・・空耳か・・・・』と納得して部屋に帰宅しました。

その2日後の朝8時・・・いつもは、11時オープンの鍵屋さんが
白い息を吐きながら店先に立ってました。
『あれ、早いっすね!おはようございます!』と挨拶し
足早に仕事先に行こうとしたら・・・ガッと腕を捉まれ
『あの猫、おとといの夜、亡っちゃたよ・・・』
『え・・・』

鍵屋さんは、わざわざ知らせてくれる為に朝はやくに
店先で待っていてくれたそうです。

仕事先でも、その日はボーっとしてました。
で、気づいたのです。おとといの出来事


『シアン、挨拶に来てくれたんだ・・・』


嘘の様な本当の話です。

シアンが居なくなってしまった、この地区は、
この地区自体がペットロスの後遺症がありました。
いつもは、挨拶の冒頭に『あの猫がさ!・・・』
で、始まっていた挨拶が、味気ない挨拶になってました。

シアンが私に残したものは大きいです。
今では、、近所に見かけない猫を見ると
『誰だ、おまえ!』と話しかけてしまいます(笑)

この近所は、どうなったかって?
それは、猫好きが集まってますから、猫も集まります!
今では、本当は白いはずの汚い野良猫の中の野良猫と、
白地に黒い模様のある可愛らしい猫、そして、
真っ黒な毛色、目が深い緑色な猫がいます。
私は、接触を試みてませんが、近所はまた
猫の話題で、もちきりです(^^)

   ロシアンブルーのシアン君。終わりです。



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