昔のゲームを復活させて、どうするの？

ちょっと真面目な話。

どちらかというと、経営のお話に近いかな。



昔とある良ゲーがあった。
やがて売上低迷と時代の波に飲まれて消えてしまった。


そして数年後、今のゲーム環境は真新しさに欠け、
見た目のインパクトばかり追い求め、中身がスカスカの物が増えてきた。
俯瞰という言葉が似あうこの状況で、再びその良ゲーが注目され始めた。


常連たちもそうだった。
今のゲームには正直飽き飽きしている。
でも、なんとなくゲームを続けている。
目的は、上手くなることじゃない。
そこに来れば、他の常連とコミュニケーション出来るから。
理由は「ゲーム」ではなく、「人」になっていった。
そうでもなければ、こんな中身の薄いゲーム達をやり続ける理由が無かった。

でも、常連たちと、かつてのライバルや友人たちと離れることが何よりイヤだった。
特に男はそういうものだ。
根が単純なだけに、一人になる・疎遠になることを恐れやすい。

そこにかつての良ゲーが復活しようとしている。
嬉しくならないはずがない。
なぜなら、それによって、かつての「良い時代」が戻ってくると期待するからだ。


さて、そんな中で、ゲームは期待通り復活を遂げた。
店員たちは、売上に期待した。
常連たちは、懐古に期待した。

でも・・・何一つ希望が実現しなかった。
期待した時代は帰ってこず、期待した売上も手に入らなかった。

常連たちは、益々不安と諦めの色を深め
店員たちは、負けることに慣れていき
かつて栄華を極めたゲーセンは、脱皮の仕方がわからず、蛹のまま動かなくなった。




さて、このストーリー、ぶっちゃけるとサンクスの未来です。
そしてぶっちゃけなくても、世の8割以上のゲーセンの未来です。

なんとか未来を変えようとしたのに、結局変えられなかった。
よくある現実話です。



何が言いたいか。
色々言いたいです。(笑)

以下、ポイントだけ書きます。
経営学の講義だと思って、面白おかしく解き明かしてみてください。



①未来を変えようとして企画した　⇒　「変える」という考え方が既に失敗

ヒント：福岡という都市の在り方


②店員はどんな世界を夢見たの？常連はどんな世界を夢見たの？　⇒　意識の一方通行になってないだろうか

ヒント：巻き込み経営という手法


③良ゲーはどこまでいっても良ゲー　⇒　素材はとても良いものである

ヒント：３年で潰れる飲食店と１０年以上続く飲食店



とりあえず、この３点。
ヒントは、経営に関して知識がない方に向けて書かせていただきました。
まずは、世の中の色々な動きを調べて学んでみてください。
インスパイアされますよ！政治よりよっぽど面白い・・と言ったら否定されるでしょうか。事実なんだけどね。

コンサル・経営パートナー実績のある士業の方などは、楽勝だと思います。
そういった方がここ見られてることは無いでしょうが(笑)



答えは載せません！
面白おかしく持論で解き明かしてみてください。
色々考えを巡らせて、自分なりの解釈を持つことが、人生トレーニングになります。


さて、オマケです。
最後に、常連たちからの生の声をお届けします。

「今のサンクスどうですか？」

に対して、一番多かった意見です。






























「ゲーセンですよね。」