ジュン・ミヤケさんとの思い出
『ストリートパフォーマンス』
ボストン時代、サックス/フルート奏者のジュン・ミヤケさんと良く地下鉄の駅でデュオ演奏してました。
アメリカではストリートミュージシャンが沢山いてレベルも高い演奏が聞けたりします。(NYはオーディションありますしね)
向こうの人たちは演奏が良ければ気前良くお金を入れてくれます。
早朝ミュージシャン達が集まってコイントスでそれぞれの演奏場所(駅)を決めます。朝のラッシュ時間が一番の稼ぎ時で、良い場所を取れればそれだけ人通りも多くお金も入ります。1、2時間の演奏で数十ドルになる事もあります。
駅の通路一杯の人の流れの中、楽器ケースを足元に広げ、壁に背中をくっつけるように立って演奏します。人混みの中から硬貨がビュンビュン飛んで来る事もあります。
あまりお金が入らない時はジュンさんが「タッド、あの曲やろう!」と言って、その曲を何度も演奏します。すると次から次へとお金が入りました。
「これ(ストリートミュージシャン)で生活できるかも、、」と思ったりしましたが、そんな簡単な事では無いですよね(^^)
「あの曲は」いつかまたの機会に。
Jun Miyake氏プロフィール
兵庫県豊岡市出身
A.Nジャズスクール卒業後、名古屋にてサックスを森剣治氏に師事。能管を藤田六郎兵衛氏より学ぶ。
ボストンバークリー音楽大学フルート科を経て、ボストン、ニューヨークを中心に様々なクラブにて自己のバンドGroove Merchantを率いて出演。
2001年よりニューヨークのジャズクラブ『クレオパトラズ・ニードル』にてレギュラーをつとめる。
以降ニューヨークを拠点に活動。
ガレージ、ブルーノート、リンカーンセンター等に出演。
日本ではWhat's New Record より「Jun 」「Evolution」 の2枚のCDを発表。毎年来日ツアーを行ない、各地で著名なミュージシャンらと共演。
2010年より世界的ドラマー、フェローン・アクラフグループのメンバーとなり、世界各地でのツアーやジャズフェスティバル等に出演。
現在もニューヨークを拠点にアメリカ国内外、日本でのツアーなど精力的に活動を続ける。
共演アーティスト:レジー・ワークマン、フェローン・アクラフ、ジェームズ・ニュートン、ジェローム・ハリス、アレックス・ブレーク、大野俊三、増尾義秋、小山太郎、井上陽介、井上智、日野皓正、ロニー・プラキシコ、バスター・ウィリアムズ、など。