「２００６年台湾国際青年旅行年」が登場

「２００６年台湾国際青年旅行年」が登場　

　海外から台湾への渡航者数は昨年、過去最高の３３７万人に達し、日本や各国からの旅行者も年々増加している（詳細はこちらへ）。こうしたなか、海外からより多くの青年が台湾を訪れ、その自然や文化を体験し、現地の人々との友情を深めてもらうことを目的に、政府は今年を「台湾国際青年旅行年」に定め、台湾の魅力をアピールしていく方針だ。

　同プロジェクトは行政院青年輔導委員会が中心となり、各省庁にまたがる推進チームにより進められていたもので、昨年１１月、台北で行われた国際旅行展において、その８大テーマに沿った展示が行われ、注目を集めた。

　８つのテーマは、１．台湾の自然、２．伝統行事、３．ワーキングホリデー、４．語学学習、５.地方グルメ、６.イラ・フォルモサ・ミュージックフェステバル、７.ユースホステルネットワーク、８．原住民文化である。
　
「台湾国際青年旅行年」に際し、政府は今後、この８つのテーマに基づき、若者をターゲットに、台湾を旅行するのに便利で安全な環境を提供するため、各種の措置をとっていく方針だ。関係者は、海外から若者が多く訪れることで、台湾の青年にとっても国際的な視野を広めるのに役立ち、雇用機会の創出にもつながると期待している。

　マリンスポーツやスカイスポーツも楽しめる豊かな自然や、海の神として庶民に広く信仰されている媽祖の一大イベント「大甲媽祖祭」に代表される伝統行事、独特の文化を持つ原住民エリアの体験学習など、団体ツアーでは味わえない台湾の魅力は、まだまだたくさんある。台湾週報でも今後関連の情報を逐次紹介していきたい。

《２００６年１月２７日》