アカシヤ商店街を舞台にそれぞれの物語がつながりをもって描かれている。
昭和40年代の東京下町を様子を読みながら思い浮かべ、全編‘死の世界‘を
テーマにしている。しかし、暗いイメージではなくそこに生活している人々の人情が
感じられた。とくに、古本屋の老人像が見事に各物語をつなげるポイントになっていることが
とても面白かった。
昭和40年代の東京下町を様子を読みながら思い浮かべ、全編‘死の世界‘を
テーマにしている。しかし、暗いイメージではなくそこに生活している人々の人情が
感じられた。とくに、古本屋の老人像が見事に各物語をつなげるポイントになっていることが
とても面白かった。
でも、それが朱川さんの大きな魅力・・・だったんです。
新作の『箱庭旅団』を読んだのですが、ホラー系は
後退していて、すこし新たな方向に向かっているみたい。
この流れは楽しみ。
こちらにたどり着く前、↓のサイトを見つけて
読んでみたら、朱川さんの分析をしてました。
http://www.birthday-energy.co.jp/
そうしたら、屈折した性格をお持ちだそうで・・・。
しかも、深い淀みのなかで温度差のある感覚を極める、
常識は通用せず・・・。
なんかこんな性格が一気に吹き出したような感じですね。
今後の作品、期待できそうです。