介護職の仕事は、利用者の身の回りの世話をする生活援助や食事、入浴、排泄等の手助けをする身体介助のほかにも、健康管理に関するものもある。たとえば、服薬管理はその一つだ。また、口内環境を整える口腔ケアも健康維持には欠かせない。
口腔ケアは歯磨きや入れ歯の手入れなどを行い、口の中を清潔に保つために行われる医療行為で、介護職員実務者研修を修了した介護士が担当することになっている。高齢者は口腔内の健康にも気を配らないと、虫歯や口内炎などで摂食障害を起こす可能性が高まるので、介護職による口腔ケアはQOLの維持する上でとても重要なのだ。