遠い昔思春期だった、自分今の時代より、ちょっと薄暗い蛍光灯の下で、ひとり飛び立てなかった、自分きっと、くだものを、剥いていた汁が飛んで、ふと、指先ささくれていて、沁みてしまった凄く、沁みて、痛みが、沁み渡ってこころが、少し、飛ばされたかも知れない飛べない身体、そのままで…今は、LEDで、明るいけど昔を想う自分は、やっぱり、明るくないでも、掌を、光にかざすと、指先の狭間から、漏れてくる光