無を、信仰している
信じている、ではない
信仰している
のだと思う
先立つ何か、と考えていた
でも、少し違うか
先も後もない
ただの無
それは、何にも無い
ことですら無い
無で、無ですら無い
無
無だから、全て否定され
無として、肯定される
何にもなくて
無い事ですら無い
無ですら無い、無
その無にあって
無だから、何にも無くて
無い次元のどこか
無だから、どこにも無い
何処にもないのに
こうしてある、おまえ
多分、気のせい
おまえは、気のせい
だから、好き勝手
跳んで、翔んで
落ちて、堕ちて
時には、光に満ちて
時には、闇に沈む
おまえの気持ち
きっと、あって
多分、無い
そんな気持ち
気持ちに、生きている
そうして、生きれば良い
気のせいなだけ
だろうけど…