今朝の、空港観測の最低気温は、２．７℃でした。冬のような冷え込みになりましたね。昨晩は、満月の一日前とのことでしたが、月の明るい、良く晴れ渡った夜空でした。
夜半に、思わず、庭に飛び出して、月のある夜の光景を、スマホで、ぱちぱち、してしまいました。春の月にしては、澄み切った夜空でした。くっきりとしているのかな、と。自分の影も… 梶井基次郎の『Ｋの昇天、或いはＫの溺死』と言う作品が、頭を過りました。海岸の砂浜、秋の澄んだ月の下だったか。砂浜に映る影は、やがて…
幽体離脱。ドッペルゲンガー現象ですね。その印象に、強く囚われてしまった。自分にも、そんな年頃もありました。昨日は、しかし、月影への想いは、過ぎって消えました。月を。闇に浮かぶ花々も。何とか、工夫して。ぱちぱちっ。仄かだけど、確かな生命の光が、輝いていました。もう、こんな風に，仄かなのかも知れないけど，自分も、やはりこんな風に、輝きたい…
あの夜空で、放熱現象が、かなりあっての、冷え込みだったのでしょう。ただ、昼間は、晴れましたが、雲も出たので、結局、やや冷んやりしたままの一日に、なってしまいました。ただ、花々は、相変わらず、咲き誇っています。
少し前のことです。スーパーに、買い物に行きました。そのスーパーは、地元発祥ですが、支店もかなり持っていて、地方のスーパーとしては、それなりの規模です。そして、例の会員の情報管理で、帝国大陸には、盗まれて、敵性半島にも、無防備に情報を預けてしまった、あの国民的会話サイトにも、店舗の広告の登録を、してあります。
定期的に、その広告に、５％割引のサービスが、配信されます。一回しか使えません。似たような経験が、前にもあったのですが、いざレジとなると、その割引画面が、上手く提示出来ません。スマホが、言うことを聞かない。レジで、悪戦苦闘。
やっと、画面を、出して、提示。しかし、レジ係に、一瞬確認させたら、また、画面がダウン。しっかり、確認させようと、再表示しましたが、既に、使用済み表示が。
慣れていないらしいレジ係は、固まってしまいました。しかし、使用済み表示は、元に、戻せません。自分は、「だめなの⁉︎さっき、確認したよね！」と、声を荒げてしまいました。お恥ずかしい。
慌てたレジ係の彼女は、ベテランを、呼びに行きます。やってきたベテランさんは、事情を聞き、たいした問題ではないので、レジ係に指示してくれて、直ぐに割引処理となりました。この場合、このレジ係は、ちらっとでも、確認していましたから、しつこく確認を求めず、さっさと、割引処理をしてしまえば、ことは、簡単に済んでいました。
この割引自体は、利益率の一定の確保と、割引による購買意欲の喚起を両立させる為に、一回限りとしているのでしょう。だから、慣れないレジ係が、一度くらい確認を十分に出来ずに処理しても、彼女の責任など、問われることはありません。ただ、彼女には、その仕組みが、良く理解出来ていなかったのです。ところが、ベテランさんには、それが、良く分かっている訳です。マニュアル通りではなく、再チェックを省いても、その方が、円滑に、処理出来る。問題にもならない、と。
ただ、自分にも、問題がありました。スマホは、家では、自宅のWi-Fiに、繋いでいて、Wi-Fiに、優先的に接続する設定にしてあります。それでも、通信が上手く繋がらないことがあります。ただ、その場合は、家で繋がるWi-Fiが他にはなく、通信不良が表示されて、それで終わりです。しかし，スーパーなどには、Free Wi-Fiが、あったりします。だから、設定上、途中で切断すると、スマホが、また、新たな Wi-Fiを、探してしまいます。その為に、自分のスマホは、割引画面と繋がったり、切断したりを繰り返して、挙句に、知らず、使用済み画面になってしまっていたのです。それは、レジ係の手際が悪いと感じながらも、本当に、自分が、改善出来る点がなかったのか考えて、かつての経験を思い出した結果、思い当たったことです。たいしたことでは、ありませんでした。自分も、大概、うっかりです。改善の結論は、簡単です。家庭で、WiFiで、十分節約してますから、スーパーで、モバイル回線に切り替えた位では、契約容量的には、何の問題もありません。買い物前に、気をつけて、一度ぽちっと、WiFi設定を切るだけで、あとは、何の問題もありません。
気がつけば、本当にどうって事ない。防げない他人とのトラブルも、絶対に無いとは、言えないでしょう。いくら、自分が気をつけていても。しかし、かなりの場合、自分の一方的な予防措置でも、他人とのトラブルを、防げる。嫌な思いをしたくなければ、そうした方が良い。その点では、物臭な自分ですが、自省と、自制を、その都度、こまめに繰り返しています。人との揉め事が、面倒な自分なりの処世術と、しています。
