慣れない土地で
近所に同級生も居なくて
通った1か月遅れの幼稚園
知らない子たちばかり
意地悪もされるし
嫌で嫌で
仕方がなかった
朝には、ぐずぐず
ぐするおまえを
かあさんが
自転車で送り迎え
幼稚園バスなんて
なかったしね
小学校の先で
1km以上はあった
でも、そんなだから
嫌でも、通った
通わされた
そして、小学校
登校班なんてないし
やっぱり、行きたくない
でも、そんな事が
許されない時代
そんな雰囲気だった
それを受け入れる位には
社会性あったのかな
ただ、だんだん
友だちも出来て
学校は、楽しくなった
それがダメになったのが
思春期、中二辺りからかな
本音は、家で
引きこもっていたい
でも、学校には行った
高校にも、だいたいね
かかりつけのお医者さんに
あっちが痛い、こっちが痛い
何とか、病気にして貰おうと
でも、何処も悪くない
仕方がないよね
お医者さんが、悪いと
言ってくれなければ
学校なんて休めない
そんな時代だったからね
だから、どうだったとか
今は、何も思わない
無理矢理な世の中だったから
少なくともおまえは
社会で、それなりには
生きられるようになった
そんな気は、している…