専門家さんのお話でも、世界各地で、こんなにくまなく、感染が繰り返されて行く。変異種が生まれるにしても、強毒化はともかく、その変異種の数々が、どんどんと、御し難く変異していく。そんな想定を、聞いた記憶は、最近まで、ありませんでした。せいぜい、感染の一、二波を、自粛で乗り切りさえすれば、収まる的な話だったと思います。
人類、少なくとも、動物なりに寄生しないと生き残れないウイルスですから。やがて、寄生先と調和的に、弱毒化していくんだそうです。そんな話だったと思うんです。その弱毒化迄の過程。ワクチンや特効薬の開発の過程などもありますが。そうしたことが、どれくらいの期間で、解決するのか、人それぞれだったとは、思いますが。
一年経っても、ワクチン開発は、進みましたが、何となく、やっぱり、先は、見通せていない気が、します。専門家のご意見は、ワクチン頼みだけに、変わってしまったように思えます。ワクチンの開発が、間に合わなくでも、自粛していれば、緩やかに集団免疫を獲得して、感染は、収まって行くような話だったと、思うのですが。現実的には、国内的にも、世界的にも、一喜一憂状態は、変わっていないように、思えます。
ワクチンなんか、米国や英国、中国やロシアなどを中心に、脅威的な速度で、開発されたんですけどね。でも、今のところ、いくつかの国で、その効果もあったのかも知れないと言う程度にしか、思えません。自分などは、接種の進んだ英国での再蔓延の兆しなどを聞いて、ワクチンも、多少の助けになるのかなと、あまり期待せずに、思っています。
一定数はいた、「コロナは、ただの風邪だ」論者もたいがいですよね。専門家にも、そんな感じの人もいましたが。大抵は、経済最優先志向の有識者風のコメント芸人が、多かった気がしますね。今は、殆ど、病床拡大、ワクチン接種推進教に宗旨替えしていますが。
いやいや、病床逼迫している今こそ、「コロナは、ただの風邪だ」、だから、医者なんて行くな。医者なんて行く弱い人間は、恥だと、叫んで欲しいんですけどね。そんな人たちが、論拠の一つにしていて、規制放棄で、集団免疫獲得を目指していたスウェーデンの感染状況が、厳しい規制を課した欧州の隣国とたいして変わらないじゃないか、と言う話もありました。
ただ、スウェーデンでは、医者に行くのは、弱い人間だと思われるから、皆、あまり医者に行かないなんて話も、聞きました。これは、たった一組のご夫婦の話に過ぎませんけどね。テレビの生インタビューの現地在住の日本人の方のお話で、自分もその生中継で見ました。だから、信憑性が、まったくないとは、思っていません。
その方の話だと、スウェーデンでは、救急車で運ばれる位にならないと、医者には、なかなか行かないそうなんです。確かに、スウェーデンは、その後、ロックダウンにせざるを得なくなったりした訳ですが。
でも、一度、「コロナは、ただの風邪だ」と、せっかく頑張ったんだから、病床増やせなんて、寝言言わないで欲しい。論拠一貫で、熱があっても、風邪だとか言って、直ぐに病院に行くのは、弱くてみっともない。風邪でも、たまには、死ぬこともあるよくらいに、言って欲しいなと、思ってしまいます。
患者が、医者に罹らなければ。そうすれば、そもそも、病床逼迫などしない。そうした人たちの仰る通りに、コロナに罹っていても、コロナに罹ったことになっていなければ、感染者数も、死者数も、減りますよ。まあ、その点は、「コロナは、ただの風邪」論者の仰る通りで、総死者数が、減っているそうなので、それで、良いんじゃないか、とも思っちゃったりします。
まあ、まだ何も分かりませんけどね。新変異種だそうです。ベトナム株だそうです。なんでも、英国株と、インド株のハイブリッド型だそうです。あれっ、インド株も、ハイブリッドタイプだったはずだけど、と思いましたが。そうなると、これ、トヨタの超人気車種プリウスって、ことですか。ハイブリッドでも、ツインモーターみたいな。なかなか、高性能そうですね。
何しろ、感染力が、五割り増しの英国株、更に五割り増しのインド株とは、比較にならない感染力なのだそうです。しかも、一段と早く発症するとか。空気感染力も、一段と強いとか。ああ、もう、意味不明ですね。この新型コロナ感染症は。
まあ、飛沫のエアロゾル感染を、意味しているのでしょうが。空気感染したら、それこそ、まったく別の新たな感染症と認識しなければ、いけないでしょう。
とにかく、コロナ感染症に関しては、日本と人口が大差ないのに、今年四月迄は、累計で、3,100人と、日本の一日分にも満たなかった防疫の優等生のベトナムですよ。それが、一か月で、3,600人も、感染者を出しているそうです。
それでも、日本の一日分にも満たないレベルですから。とても、世界的に見たら、心配するレベルとは、思えないんですけど。ただ、今まで、完全に、抑え込んで来ただけに、国家レベルで、心配になっているのでしょうね。この株、マレーシアでも、流行を始めているらしいですしね。どうなるんでしょうか。
まあ、そのベトナムよりも、遥かに酷い蔓延状況にある日本です。言えた話ではないのですが。自分の住むこの空港とその近隣地区では、留学生と言う名の、ベトナムからの就労者の方は、もの凄く多いんですよ。人種差別的な意味ではなく、近しい空間を共有する人間として、かなり不安な話ですね。
ただ、この話は、まだベトナム当局だけの話です。WHOも、公式には、認知してません。だから、まだ、これから検証される話でしょう。でも、別に、その間、ウイルスは、待ってくれる訳じゃないですけどね。何しろ、この国内最大の国際空港は、未だに、多くのベトナムとの便が、翔んでいます。今、蔓延している株の英国や、心配されているインドよりも、ずっと多く。
そう考えると、日本に既に入ってきていると思った方が、良さそうですね。不安を煽る訳じゃないですが、もう、入ってきている。もし、これが、最悪の変異株だったら、ワクチンの国内の普及を乗り越えて、本当の悪夢が到来したりして。
それは、ともかく、インド株によって、今までやはり防疫の優等生だった筈の東アジアの台湾や、シンガポールが、かつてない感染に、晒され始めているようです。
また、この間迄、やったあ❗️ワクチン接種が進んで、感染克服だ、と大喜び、大騒ぎしていた英国も、また、インド株で、日本を超す完全状況になり始めているようてす。
今は、テレビ出演をしている専門家の皆さんが、ワクチンが、インド株が、あまり効かないのでは、などとは、絶対に言わないですけどね。まあ、効くとは思いますが。でも、英国の再蔓延傾向の状況を聞くと、やっぱり、本当は、たいして効かなかったりして。
今は、日本でも、国策的に、ワクチン接種が進められています。だから、行政はもちろん、社会的に責任のあるマスコミなども、インド株には、相当効きが悪いとか、ネガティヴなことは、言いづらいんでしょうね。確かに、インドでは、多少、ワクチンは、効いてるんじゃないかと見らてますが。でも、一日、三十数万人罹ってたのが、二十数万人になったと言うレベルでは、あるようなのですが。
行政が悪いと怨嗟の声が、街に溢れていますね。でも、例えば、飲酒をさせる店には、罰則はあっても、飲酒する人間には、罰則がありません。路上飲みのようなあり得ない行為でも、逮捕などされない無秩序ゆるゆるが、我が母国の実情と言うことなのでしょう。
とにかく、総理が、或いは、都知事や府知事が。県知事が。国が、自治体が。ウイルスではないんですよね。ウイルスは、別に、います。当たり前ですけど。行政に当たり散らしても、ウイルスは、襲って来ます。当たり前過ぎる話ですが。
誰もまだ、本当には、このウイルス禍に対する処方箋なんて、書けている人などいない筈です。世界中で。あの、克服されている筈の大陸大帝国でさえ、本当は、再蔓延しているんじゃないの❓と言うような怪しいニュースを、時々聞きます。
未だに、感染した途端に、幽閉されて、いなかったりことにされちゃうのかなあって、思ったりしています。でも、かの国は、経済一人勝ちになりかねないんですよね。だったら、彼の国みたいな独裁国家に、日本もなった方が良いのかなって、思っちゃったりもしますよ。
何しろ、街頭インタビューなどで、忙しいお仕事の途中とも、終わりとも思えないのに、街中をふらふらしている方迄、行政が、とか。挙句は、もっと厳しくって、昼間っから寝言を言っている方もいるくらいですからね。
でも、やっぱり。自分は、大陸大帝国の体制は、とっても受け入れられません。だから、やはり、自分で、勝手に自粛することにします。他人の批判は、安易にしない。行政に対しても、余程非常識なことをしない限りは、基本、協力していきたいと思っています。
今朝の当地は、最低気温は、空港の観測値で、13.8℃でした。ここ数日の傾向で、明け方は、ちょっと冷んやりでした。晴れていますが、雲が多いですね。ただ、朝の9時には、20℃を超えていました。最高気温予測は、24℃です。風も、とても、穏やかです。やはり、一年を通じても、最も過ごしやすい季節ですね。
それと、先月中旬に、勝手に梅雨入り宣言していたのですが。ここは、気象庁様に従い、この首都圏辺境の我が家の勝手に梅雨入り宣言は、撤回させて頂くことと致します。悪しからず