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日記、日々の想い 

たまのおはか…

3、4才の頃かな
たまの微かな記憶
茶トラと言うのかな
よくいる毛色だった
あんまり、覚えていない
覚えているのは
たまは、可愛い〜っ❣️
と、おまえが
そう思っていた事だ
可愛くて、仕方がなくって
いつも、追い回していて
いつも、逃げ回られていた
そうだったんだと思う
記憶はないけどね
それでもおまえは
好きだから、追っかけ回した
はずなのにね
抱っこした記憶がない
まあ、ねこにとっては
ひとの子どもなんて
無駄にデカくて
動きは読めない
いきなり、攻撃して来る
迷惑なだけの存在
だったんだろうな
ただ、知らないうちに
たまは、いなくなった
なんとなくだけど
かあさんに、尋ねた
そんな記憶はある
かあさんの実家から
貰った子だから
実家に返した、と言うような
そんな話だったかも知れない
でも、おかしいよな
かあさんの実家には
あれから、しばらくして
かあさんの謎の里帰り
末っ子のおまえだけ一緒
長く逗留していたのに
たま、いるかな
と探したけど
いっぱいいるねこたちは
三毛みたいな子ばかり
茶トラは、いっぴきもいない
多分…
何だか、怖くて聞かなかった
かあさんは
おまえの下にも
もうひとり、子どもがいて
水子で、亡くなったと言うのに
おまえには
生前、ひとことも話さなかった
おまえが,知ったのは
嫁の婆さまからで
息子には言えなくても
嫁には、言えたらしい
だから、おまえも
知ってからも、尋ねなかった
実家のお墓を
建て替える前には
とうさんは、二代目なのに
じいさん、おじさん
そのお墓の他にも
小さなお墓が
いくつもあった
その大きめのひとつが
おまえの
おとうとか、いもうとのお墓
小さいのは
きっとたまのお墓
そう思っている
今は、ないけど…

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