急坂を上り切った❗️さあ…

何か、嘘みたいだ

１００ｍも歩けば

へたっていた自分が

この見上げる急坂を

夜の暗闇の急坂を

その歩道を

上っていたんだ

みるみる、上って行くんだ

脚が、痛くなるぞ

いや、痛くならない

いやいや、全然

痛くならない

と、言うより

気持ちが、前に行くから

脚が、痛くないかな、とか

こうして、アタマを

少しは、過ぎるけど

そんなことは、直ぐに

前へ、前へと

のめる気持ちが

そんなものを

歩き去る背後に

消し飛ばして

歩いて行くのだ

よしっ❗️

あと、ちょっと

さあ、登り切ったぞ‼️

道は、平坦になる

でも、分譲住宅地からは

出てしまったから

右手には、広々とした

台地の畑作地帯と

左手には、迫ってくる

県立公園の里山丘陵の

巨大で、深い森の闇だ

でもまだ、行けるぞ

どんどん気持ちは

前へと、押して行く

前へ前へ、もっと前へ

でも、この歩道は

空港迄続くバイパス線の

その歩道だから

真っ直ぐ行けば

ずっと、果てしがない

だから、どこかで

折り返さなければ

いけないんだ

街灯も、灯っていた

畑作地帯は

もう、終わって

そうなれば、両側からだ

里山の森の深い闇が

どんどん、のしかかってくる

今までは、ただ

忙しなく働くなかで

ろくに、歩いたことなどない

こんな自分だ

それが、いきなり

知らない、地元の

奥深い里山の森

こんなところで、迷い込めば

きっと、這い出すことも

出来ないかも知れない

あの時は、きっと

ただ、歩道を

戻れば、良かったんだろうな

でも、あの時の

前へと進もうとする

そんな気持ちには

そんな思いなど

浮かぶことさえなかった

別の新しい道を

必ず、見つける

前に進みながら、そして

我が家に、戻るんだ

強く、ただ強く

自分には、かつて

こんな気持ち

沸いたことなんて

なかったよな

たかだか、ちょっと

地元の里山を

彷徨い歩いている

それだけなんだよ

恥ずかしいくらい

たいしたことじゃない

でも、この自分は

生きてきて、ずっと

漫然と、鬱々と

ただ、生きてきただけだから

まるで、大空に飛び立って

大空を翔びながら

でも、そろそろ降りなきゃと

思い出した鳥みたいで

でも、今は

真っ青な大空などではなくて

闇に沈む深い森の合間

貫いていく道路にも

街灯はまばらで

たまに、脇を抜ける

クルマのヘッドライトだけが

僅かな、他人の気配で

でも、真冬の夜の暗渠に

凍りついた光は

一瞬に、過ぎるだけで

不安が、じわじわと

いや、どんどんと

膨れ上がっていく自分の

こんな気持ちで

この本当は

あまり言うことを聞かない

この右脚が

いったい、いつまで

持ってくれるんだろうか…

　　　　　　　　to be continued

　今日は、日がありませんが。雨も、降ってません。空港観測値ですが、今朝の当地の最低気温は、２１．１℃でした。最近では、かなり低めでしたね。夜中には、高齢者のならいとして、いつも通り、目が覚めてしまったのですが。少し、肌寒く感じました。気温を見て、ああそうだったんだな、と思いました。ただ昼前には、既に、２９℃台。最高気温予測は、３１℃ですが、蒸し暑い一日に、なっています。少し風がありますが、それは、心地良く感じています。

　う〜んっ、芝生が、刈ってありますね。他人事ですが、頑張っているようです。昔は、いぬが、庭にいました。だから、おばさんが、庭の手入れをしていると。お手伝いは、もちろん、出来ませんよ。でも、纏わりついていました。ぺろっ。ぺろぺろっ。すると、「やだあ、だめよ❗️ちびちゃん、お邪魔しちゃあ💢」みたいなことで。一休み。「はい、ジャーキー❗️」とか、でしたね…

　あんな、感じで、一人で、黙々と。作業していて、感心します。寂しくないんでしょうか。本音では、子犬が、欲しいらしいんですが。でも、彼女も、もう高齢者。後に、残してしまう可能性がありますから。我慢しているようですね。それとも、地縛霊になっていると言う二匹が、纏わりついてくれているのでしょうかね。

　それにしても、都知事のおばさん、頑固ですね。バラを、見に行く事が、どうのこうのじゃなくて。都県境を越える修学旅行の自粛などを求める同じ口で。よく、学校単位のパラ観戦の強行を、言えたもんですね。呆れ果てています。それでなくても、今は、都県境を跨ぐのが、問題と言うよりは、人流抑制したい訳でしょ。とにかく、理屈が合わな過ぎ。狂気すら、感じています。