愚図だったからかな
間違って悔いる
と、言うよりは
逡巡して、手つかず
ぞんな感じで
機会は、去って
そして、悔いた
だいたい、そんなだった
でなければ
逡巡して、手つかずで
機会が、去りそうで
手をつけ、足を踏み出して
無様に転げて
青天井
掴むものもない、虚空
ぼんやり、眺めて
悔いていた
時もあったか
ほんのたまに
ほんのたまにも
悔いない事はなかった
逡巡しないで
手をつけ、足を踏み出す
逡巡した位なら
やめておけば良かった
愚図には、無理だから
そんな風に、必ず
最後に悔いる
いつも、そう悔いた
そして、また
逡巡している、おまえ
繰り返していた
そんなもんだな
いつの頃からか
そう思えた
間違っても、悔いない
逡巡して、そのまんま
それで、どうなっても
あまり、悔いない
逡巡して、手遅れで
転げていても
しばらく、青天井
ぼんやりとしてみる
やがて、立ち上がる
立ち上がれた
こんなもんだ
繰り返しでも
立ち止まっていても
跳んで、転んでも
少し、悔いて
悔いても、立っている
ゆっくり、歩きだす
これで、いい…