メンデルのたまごたち

ファンタジーファミリーカートゥーン。全てフィクション。実在の人物、団体、事件などには関係ありません。

いままでのあらすじ

2009-07-21 13:32:19 | その他
★いままでのあらすじ

 宇宙間航法を獲得した人類は、遺伝子改良により各種能力を強化して銀河に進出し、多数の植民惑星を開発した。遺伝子改良は一部の富裕な人々に限られ、彼らは貴族と呼ばれ、社会の上層階層を形成した。
 やがて、貴族の中で最も優秀な遺伝子を所有する皇帝を頂点とした貴族階級と遺伝子改良されていない市民によって構成される遺伝子階級制〈カースト〉が形成され、銀河帝国が生まれた。
 皇帝の支配が長く続き、貴族達は密かに皇帝に対抗する者として〈ジェミュール〉と呼ばれる生命体を造り、〈ジェミュール〉の力を利用してクーデターを起こし、皇帝を殺害した。銀河帝国は銀河連邦として貴族達による議会制をとることになった。
 ところが、貴族達の意思に反して、〈ジェミュール〉はさらなる進化を続け、その遺伝子の力によって人類は絶滅の危機に陥った。貴族と〈ジェミュール〉の戦争が勃発し、勝利した貴族達はその危険遺伝子を封印した。〈ジェミュール〉は貴族評議会を構成する公爵家の当主の一人と結婚し、一人だけ子孫を残すことが定められた。
 銀河連邦の首都星の辺境区域ガロット村に住む少年ファージュは、祖父母の病死によって孤児となった。そこへ、テオドールという男が現れ、「結婚式に身代わりで出て欲しい。結婚式に出てくれれば、君がこれから一生暮らせるだけの資金を提供しよう」と言われ、彼とともに首都ダヴェンポートシティを訪れる。
 コリン・マクラウド公爵との結婚式に臨んだファージュは、式後にテオドールがいなくなっていることに気付く。ファージュはパニック状態のままコリンの館に連れて行かれたが、自分が〈ジェミュール〉のアイレインではないことを、コリンに納得させられない。
 仕方なくコリンの館で暮らしていたファージュは、ある日、館から誘拐され、車のトランクに閉じ込められる。不思議な声に助けられたファージュはシティポリスに保護される。シティポリスでアイレインの父親のライナス公爵に出会う。公爵からファージュと〈ジェミュール〉のアイレインは双子なのだと教えられる。
 一方、コリンは〈ジェミュール〉に関連した陰謀に乗じて反対勢力を一掃して、皇帝として即位する。
 自分が〈ジェミュール〉だと納得できないファージュだが、コリンと暮らすうちにだんだんコリンに好意を抱き始める。


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