2020年1月
お正月は福岡の実家に帰省して、初詣に参拝した志賀海神社(しかうみじんじゃ)。
子供のころから慣れ親しんでいる志賀島という陸続きの島が福岡市にあります。
海の中道という東は玄界灘、西は博多湾という両側海を見ながらドライブできる道を通ってすぐに志賀島に到着。志賀海神社は島についてすぐのところ、小高い丘の上にあります。ご祭神は海の神様、綿津見三神。古来より海神の総本社で「龍の都」ともよばれたお社です。
伊弉諾尊が黄泉の国から帰った時に禊ぎをして産まれたのが、綿津見の神。禊をした場所が志賀島の海だったという伝承もあります。そこの浜の砂は「お汐井」といって、清めのために使われます。志賀海人はは「お汐井」を身体にかけてからお参りをするというほかにはないスタイル。
この門の前に大山祇さまを祭るお社もあります。おこぜを奉納すると、顔が面白くて神さまが笑って喜んでくれる、とかいう伝承がほっこりして好き😊
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玄界灘が見渡せる遥拝所。遠くは伊勢神宮、近くだと立花山、大嶽神社の方向です。大嶽神社?調べると小さなお稲荷さん。でも、綾杉るなさんのブログ
によると、磐座が多くあり古代は祈りの聖地だったのでないかということ。
「ひもろぎ逍遥」は神功皇后をはじめとする筑紫の古代の謎解きにわくわくしてしまう読み応えのあるブログです。
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ここは勝馬の海。志賀海神社の沖津宮があります。この日は光がきれいでぼけーっとしばらく家族で海風浴。
夏は透明度の高いきれいな水質でおすすめの海水浴場ですよ😘
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綿津見三神を祖神とする安曇族の拠点であった志賀島。玄界灘から船で糸魚川付近に着き、姫川を沿って信州に辿り着いた海人。福岡→東京→長野となぜだか転々とした私は、安曇族の人々に勝手にシンパシーを感じてしまいます😌 海で暮らしていた人々は安曇野の雄大なアルプスを見たときびっくりしただろうなあ。私がそうだったし。そして、彼らは穂高の神様になっちゃうくらいだもんね、海の神様が山の神様に!
安曇族つながりで、、、安曇野にある穂高神社も、長野で好きな神社のひとつです。これも勝手に親近感をもってお参りしております😊
穂高神社の式年大遷宮祭では、知人の志賀海神社の氏子さんがトラックでお汐井を届けてすごく喜ばれたという話を聞きました。古代からのつながりにムネアツです。。。