たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

「あだ名」の効果(1) ~ 「あだ名」事件連発?! ~

2010-01-30 13:26:03 | お仕事



「先生,
 嫌なあだ名で呼ばれているので
 助けてください。」
昼休みにクラスの男子が相談に来た。

すぐに,
「警告
 本人が喜ばないような「あだ名」で
 友達を呼んでいる人達がいるようです。
 どのような処分を受けることになるか
 ・・・・・・覚悟はできているのですね?」
という手紙を作って,
教室の背面黒板に貼っておく。
(本人達が気付いてくれれば・・・・・・)


ところが放課後,
「6年生の男子2人に,
 嫌なあだ名で呼ばれたんです。」
と5年生の女子が訴えに来た。
「怖かったよね。
 もう二度とないように,
 明日,必ず叱っておくから。
 でも,
 もしもまた言われることがあったら,
 すぐに言いに来てね。」
と謝罪する。

職員室へ行って彼女の担任(偶然にも生徒指導主任)にも謝罪し,
「少し時間をください。」
とお願いする。


翌朝,
「警告」の手紙を前面の黒板に移動しておく。

朝の会で,
クラス内と5年生の女子からも訴えがあったことだけを話す。
そして,
「(2校時終了後の)業間休みまで待ちます。
 この件が決着しない限り,
 今日は業間の休み時間はありません。
 その時に,
 もう一度,話をします。」
と指示を加えて,
すぐに1校時の算数の授業を始める。
(ただでさえインフルエンザに喰われた授業時間を
 道徳指導に使うことはできるだけ避けたいし,
 「休み時間を取り上げる」ということで,
 ことの重大性に気付かせるためもなるから
 一石二鳥ということで・・・・・・)


2校時直前,
5年生の女の子をあだ名で呼んでいた児童2人が,
「女の子には謝ってきました。
 『わかった』と言ってくれました。」
と謝罪に来た。

「あなた達が1人で高校生ぐらいの男性2人に,
 同じように言われたらどう感じる?
 くやしいという以上に,
 『怖い』と感じると思うでしょう?」
「それに,
 あなた達の卒業を準備し,
 盛り上げてくれる5年生に不快な思いをさせたことは,
 6年生全体にも迷惑をかけたことになるんだよ。」
と指導。

「彼女の担任の先生も,
 『うちのかわいい生徒に何をするんだ!!』
 と相当怒っていたから,
 報告して,謝ってきた方が良いですよ。」
と最後の「おどかし」をする。
(あの先生なら最後の釘をさしてくれるだろう。
 放課後にでも確認すれば大丈夫だな。)


こうして思惑通りに,
まずは「一件」が落着。
そして,
2校時の授業を終えて業間を迎える・・・・・・


「『あだ名』の効果(2)」に続けますm(_ _)m)

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