苦しかったんだ、辛かったんだ
何よりも家に電話がくること。
きっと親は気付いてて、自分にだいじょぶか?ってなんども聞かれた。
大丈夫だから、払い忘れてて、、、とか必死でごまかしてた。
自分以上に親は辛かったと思う。
自分が持ってたクレジットカードやカードローンは保証人不要のものだったが、親が出る電話で何重ものオブラートに包んだ言い方をするみたいで、遠回しに『息子の借金払ってくれるんですよね?』 . . . 本文を読む
返済の遅れが多くなり、督促の電話も増えた。
最悪返さなくても大丈夫、と謳う雑誌もあったが、中には給与差押などの怖いものも、ネットで見かけるようになった。
いろいろ調べた。
督促の電話が増し、家族にもバレ始めた。
もう強気にはいれなくなった。
そろそろ弁護士に相談しよう。と決意を固めた。 . . . 本文を読む
借りて返す生活も、そう長くは持たない。
ところどころ返済の遅れが出始めた。
なるべく現金が再度出せるものからの返済をし、ショッピングなどは後回しになっていた。
ある日突然、カード会社からあまり見かけない封筒で郵便が届いた。
内容は「審査の結果、お客様の会員の資格を取り消させていただきました」とのことだった。
一瞬、自分の生活が誰かに見られているのでは?と不安になったが、この返済状況をみれば . . . 本文を読む
クレジットカードを一度使用し、またこの感覚を覚えてしまいすぐに限度額ぎりぎりまで使ってしまう生活になってしまった。
なんでか我慢ができない。
新たに信販系のカードローンを申し込んだ。
100万円の枠が欲しかったが、結局50万で決まった。
これで借り入れは5件、約200万円の借金。
月々の返済は約10万円。
給料が手取りで15万位だったので、使える額は約5万円。
なんとかなるさ、と自分に言い聞 . . . 本文を読む
1か月、2か月は気合いが入っていて。遅れたり、それ以上借りたりはしなかった。順調に返していた。
むしろ楽になった気もしていた。
ある日、給料日前に無性にノートパソコンが欲しくなりカードで買ってしまった。25万程だったか、24回払いでカードを使った。
また返済が増えた。
これを機にまたカード払いの機会が増えた。 . . . 本文を読む
カードを持って銀行へ。
一気に出した。90万円。
ほんとに自分のお金の様な錯覚に陥る。あくまで返す90万円。
ピン札じゃなかったから少し重みを感じた。
一気に返す!と心に決め、手に持つクレジットカードを片っ端から入れ、出来る限りの返済をした。
2社片付いて、3社目…
8万足りない。
この前の10万は使い果たした。
落ち着かない心をどうにか落ちつかせようと、一度家に帰った。
結論は、返済 . . . 本文を読む