アルバム・オリジナルコレクション2曲めは「郷愁月夜」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=VpM-IfaXjYs
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/249640/
「あれ?この歌はもっとずっと前に歌っていなかったかなぁ」と思ったら、それは「虹色のバイヨン」のアルバムに入っていた「離郷しぐれ」でした(笑)。
かず翼先生が書いてくださった歌詞自体は演歌にはよくある郷愁ものだと思いますが、四方章人先生がそれにアナクロニズムの極みのような、徹底的にマイナー調のメロディーをつけてくださいました。ここまで重い感じの郷愁ものは、Kiinaの持ち歌の中でもあまり多くないような気がします。
Kiinaは「この作品は本当に心に沁みます」とお話ししています。
2番の歌詞にある、ふるさとを旅立つ時に母親が持たせてくれたお守りを開けると、畳んだお札が入っていた…のくだり。
Kiinaのファンは、Kiinaが東京に出てきた時にお母さまが持たせてくださった長い手紙〜「18年間育てた母より」と書かれた手紙を読んでKiinaが号泣したエピソードを知っていますので、この歌を聴くとその時のKiinaの姿と重なってしまいますね。
同じ旅立ちや郷愁の想いをポップスの作家さんが描くと、全く違ったものになるんだなぁと思ったのが、いきものがかりの水野良樹さんがKiinaに提供してくださった「おもひぞら」でした。
どちらの世界の主人公にもなりきれるのが、KiinaのKiinaたるゆえんですね。