アルバム2曲めは、オリジナル曲「それぞれの花のように」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=EacQBLkm6gU
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/275940/
KIINA.はずっと「桜梅桃李という言葉が好き」とお話ししていましたね。
誰に似ていなくてもいい。ありのままの自分だけの花を咲かせるのが一番。
本当はとても難しいことだからこそ、KIINA.は敢えて歌にしていただいたのでしょう。
武道館、大阪城ホール。龍神さながらの姿で「龍翔鳳舞」を歌ったあと、今度は薔薇の化身のようなフリルいっぱいの衣装で登場しましたね。上着もパンツもフリルで埋め尽くされていたけれど、本当はKIINA.はこの歌をドレスで歌いたかったのではないかしらと、映像を見返すたびに思います。客席の一人ひとりに優しく語りかけるように歌う姿は、まるでひばりさんが乗り移ったかのよう。
フルコーラス歌わず、「それぞれのそれぞれの〜」で切って余韻を残したのがとても印象的でした。アウトロの中にKIINA.の包みこむような微笑みがいつまでも残りました。
作詞は原文彦先生、作曲は弦哲也先生と「龍翔鳳舞」と同じコンビながら、全く対象的な印象の作品を作ってくださいました。
よく聴いてみると、「それぞれの花のように」の方がむしろ「龍翔鳳舞」以上に演歌特有の発声法で歌っていることに気がつきました。
「演歌もポップスも中途半端にはやりたくない」というKIINA.の言葉どおりです。
この曲は「オリジナル・コレクション〜演歌&歌謡曲の世界〜」にも収録されています。