KIINA.が休養に入った直後に出されたアルバム「氷川きよしベスト」の収録曲の中で新たに書き下ろされた最後の曲は「さくら巡礼」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
作詞はかず翼先生、作曲は岡千秋先生。KIINA.には「鼓」を提供してくださったコンビですね。
KIINA.はこの曲について「これまでファンの方々と一緒に歩んできた23年間の歌の道を振り返る、そんな思いと重ね合わせて聴いていただける作品」と紹介しています。
でも、実際のところ歌詞の内容も哀調を帯びたメロディーも明るいものではありませんよね?
この歌の主人公は一番大切な人を病気で亡くしてしまったのかな?と想像させる歌詞です。
桜の花の姿に喪失と再生を重ね合わせるという意味では「櫻」と重なる部分があるようにも感じます。
「涙流すまい ここに君はいる」という歌詞がとても好きです。
KIINA.がファンと歩んだこれまでの道のりを思って歌ってくれたこととは別に、私は純粋にこの「さくら巡礼」がとても好きで、何回も繰り返して聴いています。
岡先生の作られたメロディーにどこか自分の好きなスラブ系の音楽の香りを感じるせいかもしれません。
この美しいメロディーを岡先生があの独特のお声でデモテープにされたのかと思うと、ちょっぴり笑えてきます。