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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆男の絶唱〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬405

201737日、Kiina30代最後のシングル作品として「男の絶唱」がリリースされました。

Aタイプhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-17279.html

Bタイプhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-17280.html

Cタイプhttps://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-17281.html

と、それぞれカップリング曲違いの3タイプです。

 

Kiinaの歌唱はこちら。既にフルサイズのMVが公開されています。

https://m.youtube.com/watch?v=wAJFFv5wpFw

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/225816/

 

発売こそ3月でしたが、ご存じのように前年の国フォのスペシャルコンサートで既に非公式という形で披露されていました。

一日目の昼の部。「新しい作品とはっきり言ってはいけないと言われているのですが」と断りながら、袴姿でスックと立ったその姿。

イントロのトランペットを聴いた瞬間、「これよ!これを待っていたのよ!」と、夢中で歌詞を書き留めました。

Kiina(当時の感覚では"きよしくん")しか歌えない、どっしりとした王道演歌。乾いた砂に水が浸みこむように歌詞が歌声が胸に染みこんできました。

終演後、Kii友さんたちと興奮しながら感激を語り合ったのを覚えています。

2日めにはもう客席に「これぞ氷川演歌!」の横断幕が見られましたね。

 

年が明けての2017年ツアーコンサート、初日の川越コンから既に「男の絶唱」はセットリストに入っていました。21日、2日の中野サンプラザでのデビュー記念日コンサートでも「これは浮き沈みの激しい芸能界で、それでも流されない強さを持って生きる、その決意の歌」と紹介してくれました。

インタビューでのKiinaの説明によると、「この作品は1年前に出来上がっていたけれど、録音していくうちに『素晴らしい曲だから絶対シングルにしたいな』と。スペシャルコンサートの時にサプライズで歌わせていただいたら、会場の皆さんの拍手の厚みが違うなと感じて、シングル作品にさせていただきました」という経緯があったそうです。

 

失礼ながら、しばらくの間作詞してくださった原文彦先生のことを存じ上げないままでした。「おとこの詩」を作詞されていたにもかかわらず、です。

でも、あまりにも歌詞が素晴らしいので、すぐにどんな方なのかと色々調べました。

原先生は仁井谷俊也先生とは同じく西沢爽さんに師事した、良き競争相手の間柄だったそうです。

仁井谷先生は会社勤めを辞めて、プロの作詞家を目指して尾道にご家族を残したまま上京。一方原先生はご家庭の事情で香川を離れることが出来ず、地元で教師に。定年まで勤め上げたのち空手道場を開きながら作詞家の道を進まれたのだそうです。

 

実は「男の絶唱」の歌詞をよく読むと、書いてある内容は演歌によくあるパターンです。

1番で自分の置かれている状況を紹介、2番に(一緒にはなれない運命の)女性が登場。3番でこれから自分の進むべき道を示すという、演歌のセオリーどおりの構成になっています。

それが「どこかで聴いたことがあるような」凡庸な作品になっていないのは。

ひとつには、歌詞に使われている言葉の格調の高さ。

次にその歌詞にピッタリとハマってさらに格調を高めるメロディーとアレンジの素晴らしさ。

そして何よりも、この難しい曲を歌いこなすKiinaの抜群の歌唱力。

すべての要素が融合して、まさに「これぞ氷川演歌の決定版!」とも言える世界を作り上げているのだと思います。

 

「男の絶唱」については、近田春夫さんが「考えるヒット」で考察されていました。

いわく「何より感じ入ったのが曲のタイトルの、歌い手を選んでしまうほどの圧倒的強さ。このタイトルを氷川は何の気負いもなく自然体で臨んでみせ、そしてサラリとこなしてみせた」

一方で「この曲は難しすぎる」とも。

 

そうです。

Kiinaはあらゆる演歌の歌唱テクニックを自在に駆使して、この曲を実に聴きごたえのある王道演歌として歌ってみせてくれていますが、恐らくKiina以外のどんな歌手もこの曲の大きさに圧倒されて、手も足も出ないと思います。

Kiinaファンは、しばしばあの歌唱力を標準と考え違いする危険性がありますよね。Kiina基準は危険!()

 

余談ですが、フラゲ日に当たる36日、新橋駅前のSL広場でリリースイベントが行われました。

メインはもちろん「男の絶唱」でしたので、当然Kiinaは袴衣装。その姿で「限界突破×サバイバー」も歌うという超レアなものを見せていただきました。

コメント一覧

なお
この歌も好きです!男の絶唱を歌っている氷川さん、とてもきれいでかっこよかったです!コンサートで観たことがないのでDVDで観てみます。
サファイア
あの~、あくまで私の個人的意見ですが、とねりこさんのコメント部分に
>「男の絶唱」は紋付袴の正装以外考えられません。
>でもそうすると、前年の熊本城での「白雲の城」と被ってしまいます。
とありましたが、私は衣装が連続しても気になりませんが、一般的に衣装が連続すると、気になるものなのでしょうか?
(私の純粋なギモンで、別にとねりこさんへの反論とか、そういうものではありませんので、誤解なきようm(__)m)
とねりこ
「男の絶唱」は絶対紅白で歌ってほしいと思いましたし、2017年の紅白は「男の絶唱」以外にないと確信していました。
ただひとつの懸案事項は"衣装"です。
「男の絶唱」は紋付袴の正装以外考えられません。
でもそうすると、前年の熊本城での「白雲の城」と被ってしまいます。Kiinaファンだけでなく、日本中の視聴者の目にあの絵姿のようなKiinaの凛々しい袴姿が焼きついています。
「どうしたらいいんだろう…」と、リリースから年末までひとりで勝手に衣装問題で悩んでいました。
まさかあんな形(ズンドコ!)で解決するとはσ(^_^;)

「男の絶唱」はファンの熱い支持を集めて、最後の有線大賞を受賞しましたね。
私は原先生に「作詩大賞」も獲っていただきたかったです。
izuchan
「男の絶唱」、大大大好きな歌です。2018年からのファンなので、リアルタイムでは聴けず、コンサートの姿も拝見できませんでしたが、CDやDVDで、何度も楽しませてもらいました。

♪泥に咲く花 睡蓮の ああ睡蓮の 純なこころは 忘れまい♪の詞には、もう感動でした。私は、「泥中より出でて花開く 蓮の花のように生きる」という言葉が好きで、どんな泥の中からでもきれいな花を開かせる事が出来る どんな困難な事も 乗り越えていける、そんな自分でありたいと思っています。だから、この歌詞を聴いた時に感動したのです。

2022年の休養前のクリコンでも、お着物の柄が蓮で、kiinaも大好きで、この柄を今回は選んだとおっしゃっていましたね。

今まで、浮き沈みある芸能界で、辛い事も悔しい事もあったと思います。その中でしっかりと地に足をつけ、揺らぐ事なく、信念の道を歩み、歌い続けたkiina。
復帰後も、私達ファッションに愛と勇気と希望を贈ってくれる事を確信し、心待ちしています。
ゆきやなぎ
おはようございます。
今日は、「男の絶唱」大大好きな一曲です。

いつも、とねりこさんの曲に関わる解説や曲への想いを読ませていただくのが毎朝のルーティンです。
本当にいつもありがとうございます。
私事でいつも申し訳ございませんが、この曲には様々な思い出があります。スペシャルコンで初めて聴いていましたが、発売された時は足の骨折で入院中、そして神戸だったかフェスティバルでのどちらかのコンには、娘が代わりに、、、感動して帰って来てました。
PVの発売には、即購入して貰いベットの上で鑑賞、、、何故かkiinaの姿に感動し涙が溢れた思い出があります。
退院してからのコンに、薄ピンク系のハスの花の写真を手に、席が良かったのでkiinaの目に止まり大きく頷いてくださいました。嬉しかった思い出です。

すみません。皆さま方の素晴らしいコメントを読ませていただいて、私は学識も無く取り留めのない事ばかりで恥ずかしいのですが老いゆく頭の体操と恥を偲んで投稿させていただいています。
先日も漢字の間違いがありました。
でも、kiinaに関するとねりこさんのこのブログは私の生きがいです。そして、皆さまの投稿を読ませていただくのも毎日の楽しみです。
どうぞ、これからも宜しくお願い致します。
みつこ
とねりこさん、原文彦先生のご紹介有難うございます。原先生は香川のコンサートの時、ご高齢のお母様を同伴して会場にみえられました。途中、西さんの紹介で立ち上がり、前にどうぞと誘われて会場後方の席から身軽にステージ前まで走り下りました。空手の先生でもありますから、若々しく颯爽としていらっしゃいました。西さんから「どのようなお気持ちでこの詩を作られましたか?」と訊かれて、「氷川くんにさらに大きな歌手になって欲しいとの気持ちでした。」と話されました。原先生の歌詞は本当に格調高いですね!今は地方にいても活動できますから、原先生にはどんどん活躍して頂きたいです。
チャチャチャ
おはようございます。「男の絶唱」
おとこの詩と同じ原文彦先生の作詞ですね。良い曲に出会いましたね。というよりkiinapしか歌えない名曲ですね。kiinaの凛々しい姿を見られなかったのが残念でたまりません。

コロナ拡大で諫早市のコンサートが中止になりました。長時間乗り物に乗れなくなり30年になります。でもkiinaの(限サバ)がみたい娘の為に隣の市のコンサートに頑張って行こうとチケットを購入して楽しみにしていました。

あの頃のkiinaに一度は逢いたかったです。美しいkiinaも大好きですが男らしいkiinaにも逢いたかったです。
袴姿の(限サバ)も凄いですね。

Kiinaの歌唱力は本当に天才です。どんな曲でも聴く人に感動を与え、心の中に染み込んでいきます。DVDで見るだけでそう思うのだからコンサートに行かれる人は幸せいっぱいですね。
元布団の中のお母さん
☆男の絶唱
あの、フォーラムでのどよめきの初歌唱から、リリース迄の待ち遠しかった事!!
原先生を知り、大好きな宮下先生の旋律、そして丸山先生のみごとなアレンジ〜これぞ『氷川きよしザ•演歌』になりましたね
それにしても、限サバと男の絶唱
が炸裂したフォーラムコンは、贅沢なステージでした✨
只一つ、心残りは紅白での未歌唱ですね~
せり
おはようございます。ついに来ました「男の絶唱」クリコンで凄い曲が発表されたと初日に行った方々から漏れ聞こえました。そして二日目に初めて聴いた「男の絶唱」素晴らしかった。これぞ「白雲の城」に続く本格王道演歌。格調の高さとそれにこたえるkiinaの絶唱、白雲と同じくkiinaにしか歌いこなせない難曲ですよね。最後の有線大賞を頂きましたが紅白では歌われなかったのが残念でした。そしてとねりこさんが言われるように私達ファンはkiina基準が沁みついてしまっているので失礼ながら他歌手では満足できるはずもありません。そして百日紅さん、私のパソコン、なぜか毎朝開くと2022・7の甲州路の記事が現れます、百日紅さんのコメントも。どうされてるかなと思っていました。
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