アルバム・カバー曲の最後は、美空ひばりさんの「真赤な太陽」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=dn0z_D_rUm8
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/249631/
1967年、グループ・サウンズ全盛時代のひばりさんの大ヒット曲ですね。ジャッキー吉川とブルー・コメッツの面々をバックに従えて軽快なリズムで歌うひばりさんをよくテレビで拝見しました。
改めて製作陣のお名前を見て、作曲の原信夫さん、編曲の井上忠夫さんはわかりましたが、作詞が吉岡治さんだったことに今ごろ気がつきました。
吉岡さんと言えば、石川さゆりさんの「天城越え」や大川栄策さんの「さざんかの宿」、瀬川瑛子さんの「命くれない」など数々の名作を世に出されていて、大好きな作詞家のおひとりだったので、「真赤な太陽」の作詞も手がけられていたことに感慨深いものがありました。
Kiinaがこのアルバムを発売した5月29日は、偶然にもひばりさんのお誕生日でした。5月28日に新橋のSL広場で行われたリリースイベントでも「ひばりさんのお誕生日」ということで、ローズピンクのジャケ写のスーツで「真赤な太陽」を披露しました。
他の曲のカバーには感じないのですが、Kiinaがカバーするひばりさんの曲にはどこか〜ほんの微かになのですが〜ひばりさんの歌い方の匂いを感じます。真似というのではないのです。Kiinaにも気づかれないようにひばりさんがそっと降りてこられているような、そんな気配を感じます。
Kiinaはツアーコンサートのセットリストに「真赤な太陽」を入れていましたが、7月2日川口リリアメインホールでのコンサートの時、最初の出だしを間違えてしまいました。(どうするかなぁ)と見守っていましたが、どんどん収集がつかなくなり、結局演奏を止めて最初から歌い直し。
歌い終えてから「テレビの生放送だったら取り返しがつきません」と、金ピカ衣装のままステージで土下座しました。
歌い直しは、他の歌手の方なら、ひょっとしたらご愛嬌でよくあることかもしれませんが、一曲一曲真剣勝負で完璧を心がけるKiinaにはとても珍しいハプニングでした。