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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆ハイそれまでョ〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬398

アルバム・カバー曲4曲めは、植木等さんの「ハイそれまでョ」です。Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=nHKp-d1JWd4

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/221011/

 

1962(昭和37)公開のクレージーキャッツ映画「ニッポン無責任時代」の主題歌としてリリースされた「無責任一代男」のB面に収録されたのが「ハイそれまでョ」でした。

冒頭のムード歌謡調からロックンロールへの転調、最後の捨て台詞とエンディングの嘆き節まで、1曲の間にクルクルと変化する曲調を希代のエンターテイナーたる植木さんが見事に歌いこなしてらっしゃいます。

1番ではキャバ嬢に貢ぎ、2番では車の営業マンの口車に、3番では見立て違いの妻選び。

「ハイそれまでョ」と捨てられた男の悲劇を、植木さんが歌うから聴く人は他人事の喜劇として大笑いしていられたのでしょう。

どれも今でも3面記事に載っているような出来事ですが、この曲が発表された60年前より遥かに多種多様な歌手がひしめいている今の音楽界で、ではこの歌を植木さんのように歌える表現者がいるだろうか?と考えた時、探し出すのは難しいような気がします。

 

東京国際フォーラムのスペシャルコンサート2日めがちょうどアルバムリリース初日(1日めがフラゲ日)で、さっそくKiinaはこの曲をセットリストに入れて披露してくれました。

冒頭の男前なムード歌謡調も、途中からのコミカルな歌いぶりもツイストも、照れなしでこなす大熱演でしたね。

ただし歌い手が元々が男前過ぎたのが欠点と言えば欠点だったかな?()

ある意味、「スーダラ節」より更に難しい挑戦だったかもしれません。

この曲はツアーコンサートのセットリストにも入れてくれていて、変幻自在コミカルなKiinaも見られてファンは大喝采でした。

 

植木さんが映画化を熱望され、降旗康男監督がメガホンを取って製作された「本日ただいま誕生」という映画があります。客の入りが悪かったのかあっという間にお蔵入りになって幻の作品と言われたそうですが、1979年の公開当時、どういうきっかけだったか私はこの映画を観ていました。

「クレージーキャッツの面白い人」ではなく、本来の非常に真面目なお人柄の植木さんを初めて目の当たりにした映画でした。

コメント一覧

みつこ
> ある意味「スーダラ節」よりさらに難しい挑戦
本当にそう思います。歌だけ聴いても思わず噴き出してしまうほどですのに、ステージではkiinaの顔変に大笑いしました。kiinaはこの曲を歌うにあたって、自宅の鏡を見ながら色々表情を作ってみたのでしょうか?イケメン男前なのに、ひょうきんな表情を作るのも一流で、歌の主人公を演じる一生懸命さにkiinaの誠実さを感じています。
izuchan
♪ハイそれまでよ♪とねりこさんがこのブログで載せてぐれたkiinaの歌を耳で聴くだけでも、歌の変調ぶりが楽しめました。当時はファンでなかったので、リアルでは見れませんでしたが、クリコンは全巻取り寄せたので見ることができます。実は、DVDは、他にも色々集めたのですが未開封が多くて(-_-;)。クリコン2016もその一つ。明日お休みなので、時間を見つけて見ようかなぁ。実は、今までも、このお部屋でとねりこさんが紹介してくださると、未開封→開封になることが多いです。とねりこさん、開封きっかけを作ってくださってありがとうございます。
とねりこ
「本日ただいま誕生」は、敗戦後シベリアに抑留されて両足を凍傷で失い、帰国後絶望の淵から僧侶になった小沢道雄さんとおっしゃる方の波瀾万丈の一代記で、コメディーではなくいつかシリアスな役を演りたいと思っていた植木さんが映画化を熱望されたそうです。
降旗監督作品で言うと、ちょうど「冬の華」と「駅STATION」の間の年に公開されています。クレージーキャッツのメンバーと川谷拓三さんや室田日出男さんなど降旗組の俳優さんが出演されています。
私はそれまで子どもの時に見ていた「シャボン玉ホリデー」の面白い植木さんしか存じ上げなかったので、自暴自棄の中から魂の再生を遂げていく植木さんの熱演に驚かされました。

同じ原作で前年にNHKが加藤剛さん主演でドラマ化していて、これも観たように記憶していますが、Kiinaと同様主役の方が男前過ぎて(笑)、人間の弱さを描くのにはやはり植木さんの方が説得力があったように思いました。
チャチャチャ
おはようございます。今日は「ハイそれまでよ」「スーダラ節」に続き植木等さんの2曲目ですね。今、とねりこさんが紹介されたのでクリコン2016を見ながら書いています。
あの頃流行ったツイストしながら楽しく歌われていましたね。バラエティーにとんだ色々なkiinaがいっぱいのコンサートでしたね。会場は大盛り上がりで皆さん翌日声が出なかったのではないですか?
こんなコンサートは私は一度も行った事はないです。

スーダラ節やハイそれまでよ、この時代は今より言葉が自由だったように思います。
今の方が発言の自由がなくなりつつありますね。
とねりこさんは昔から観劇や映画や好きだったのですね。とても詳しく感心することばかりです。

西さんがこのアルバムがリリースされたのを紹介され回覧板で回して下さい。って言われていました。
元布団の中のお母さん
☆ハイそれまでョ〜
『元々男前過ぎたのが〜』
とねりこさん、最の高!でーす♡

いつも、深夜からkiina愛を紡いで下さり、布団の中で声を出して、笑わさせて頂きましたm(_ _)m

本当に、青島・萩原ゴールデンコンビ、植木さん紅白初出場曲の名曲を、オリジナル曲の如く、気持ち良く歌えるのは、他にはいませんね!
降旗監督の映画も、観たかったです
せり
おはようございます。「ハイ、それまでョ」植木さんだからこその歌声ですね。植木さんも渥美清さんも素は真面目な方とのことで凄いなあと思います。kiinaもこの歌をコンで歌ってますが歌声も振りもほんとに照れることなく大熱演で拍手喝采でしたね。でもとねりこさんが言われるようになにせkiinaは男前なので現実感がなく同じく渥美さんの「男はつらいよ」もそうでしたね、kiinaは寅さんの扮装もして頑張ってましたが(笑)。
サファイア
>歌い手が元々が男前過ぎたのが欠点と言えば欠点だったかな?(笑)
あ、それ私も思ってました(笑)。 美形って、普通はメリットになりますが、この場合はデメリットですね。

そういえば、高田純次さんもそうですよね。 あれだけおどけた事を言ったりしたりしてるのに、「美形なのが邪魔してるな~」と思う事があります。 因みに彼は、芸能界に行く前は宝石の鑑定士で、芸能界に行くと妻に言ったら、離婚問題にまで発展したそうです。 …まぁ、普通の奥さんならそうでしょうねぇ(^^;。
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