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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆酒は涙か溜息か〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬381

「靳・演歌名曲コレクション3-みれん心-」後半のカバー曲1曲めは「酒は涙か溜息か」です。Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=XusfamjzTh4

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/209670/

 

あれ??

「靳・演歌名曲コレクション」のカバー曲のコンセプトは「昭和30年代以降の作品を中心に」だったはずですが、この曲は1931(昭和6)の作品ですよね?

まあ。「演コレ」の時に拾い残していた、ということでしょうか。

この曲の発表当時、作曲の古賀政男さんは大学を出たて、作詞の高橋掬太郎さんは北海道で新聞記者、創唱者の藤山一郎さんはまだ東京音楽学校に在籍中でした。そんな若い3人による人生を嘆き諦めた内容の作品ですが、折しも世の中は昭和恐慌の真っただ中。我が身に置き換えて聴く人が多かったのかレコードは飛ぶように売れたそうです。

 

この曲のもうひとつの特徴は、藤山一郎さんが初めてクルーン唱法(マイクのそばでささやくように歌う唱法)を用いたことにあります。

藤山さんは音楽学校在籍当時から「将来のクラシック界を背負って立つ逸材」と嘱望されていたほどの歌唱力を持つ方ですが、敢えて声を張り上げず、この悲しい歌詞の曲を感情過多にならずに歌っています。

大ヒットした要因はその歌い方にもあったのかもしれません。

 

歌詞自体は七五調の短い文節で構成されているため、Kiinaも「文字数が少なくてびっくりしました」とお話ししています。「それがメロディーに乗ると深いなあと感じます。古賀メロディーってやっぱりすごい」と。

一見単調に思える曲にいかに深みを持たせるか。難しい曲ですが、Kiinaは極力演歌調の節回しを避けてストレートに声を出しつつ、そこに感情も乗せることに成功しているように思いました。

Kiinaの歌声がしみじみと心に沁みてきます。

シンプルであるが故に、歌手の本当の実力が試される怖い曲だと思いました。

コメント一覧

サファイア
この歌唱を聴いていると、何だか久しぶりに肩から力が抜けて(いい意味で)、気持ちよくなりました。
ほんとにkiinaは、どんなジャンルの曲でも歌いこなすんですね…。
チャチャチャ
おはようございます。「酒は涙か溜息か」
古賀メロディーですね。92年も前の曲でも今でも知っている人は多くいますね。こんなふうに受け継がれて行くのでしょうね。普通の歌謡曲とは思いませんでしたので藤山一郎さんを見たら(演歌)のジャンルとなっていました。青い山脈のイメージが強いので意外でした。
とねりこさんが仰るクルーン唱法と言うのですね。自分で自分に言い聞かせるような曲ですね。歌唱力がないと歌えない難しい曲です。kiinaは情景を壊さず、ごまかしのきかないギターの音色一本で挑戦しています。「酒は涙か溜息か」はこんな曲なんです。と言わんばかりのkiinaの歌声です。古賀先生に聴いて貰いたいkiinaの歌声だと思いました。
せり
「酒は涙か溜息か」古賀メロディ、作詞作曲歌唱とも若い三人による作品なんですね。時代にマッチしての大ヒット、この歌をしみじみ聴いた人たちがが沢山いたのでしょう。ほとんどギター一本でのkiinaの歌声もシンプルでありながらもしみじみと心に沁みます。
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