アルバム3曲めは「海沿いのふるさと」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=Q3NuvVi32bQ
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/113869/
いではく先生の詞があったかいですねえ。ゆったりとしたテンポの伊藤雪彦先生の曲も、歌詞にぴったりです。
Kiinaご自身も各雑誌のインタビューで「オリジナル曲で一番思い入れのある曲」に挙げていました。「歌っていると情景が見えてきて、そこに人がいるのが感じられる作品」と。
やはりKiinaに東北の被災地の方々への想いがいつもあって、よりこの曲に心が寄せられていたような気がします。
どんなに歌詞に温かい言葉が並んでいても、そこに歌う人の魂が込められていなければ聴いている人には何も伝わりません。Kiinaの人柄の優しさと温かさが歌声を通して伝わってきて、この曲を魅力的にしているのだと思います。
アルバム発売直後は明治座1か月公演があり、その後の通常ツアーでもセットリストに入っていなかったように記憶しているので、膨大なKiinaの楽曲数に埋もれて忘れられがちですが、聴いた誰もが優しくなれる小さな真珠玉のような佳曲だと思います。
余談ですが。
「北国の春」を作詞されたいではく先生。ご著者の中で「星野哲郎先生は船乗りになりたかった方で『兄弟船』を作詞された。信州という山国で育った自分が書く『ふるさと』ものはやはり内陸の町や村だ」と書かれていました。
いえいえ、先生。「海沿いのふるさと」は、海辺の町の情景が絵のように浮かんできますよ(*^_^*)