アルバム収録7曲目からはカバー曲です。
「銀河」のアルバム制作に当たって、Kiinaに歌ってほしい星にちなんだ曲をファンから募集したとKii友さんに伺いました。
羨ましい!私も参加したかったです。
そこで一番リクエストを集めたのが「星影のワルツ」で、六つ折りに畳まれたKiinaの写真集の裏に「星影のワルツ」に応募された方全員のお名前がビッシリと記載されていますね。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-31987.html
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/58484/
千昌夫さんを世に出した名曲ですね。遠藤実節とも言いたい、ゆったりとあたたかなメロディーとリズムが日本人の心に共鳴するのでしょうね。
「別れに星影のワルツをうたおう…」の部分は、白鳥園枝さんの原詩に遠藤先生が付け加えられたのだそうです。
今あらためてKiinaの歌唱を聴いてみると、オリジナルの千さん以上に意識して演歌の発声を強調しているように感じます。
レコーディングに当たってディレクターさんからそうした指示があったのでしょうか。
どんな風にでも歌いこなすことの出来たKiinaですから、私はもう少し力を抜いたさりげない歌い方でこの曲を聴いてみたかったなぁと思います。
千さんは、この後に発表された「北国の春」が国の枠を越えた大スタンダードナンバーになって、紅白でも何度も歌われましたが、「星影のワルツ」はたった一度きりだったそうですね。でも、今でも多くの人に愛唱される名曲だと思います。
私は3番の最後、「今夜も星が降るようだ」の部分がとても好きです。この1行があるから、若いふたりの別れがただ哀しいだけのものになっていないのだと思います。