アルバム書き下ろし3曲めは「魔法にかけられた少女」です。MVがフルコーラスで公開されています。
氷川きよし / 魔法にかけられた少女【公式】 - YouTube
歌詞は歌ネットより。
作詞はKIINA.ご自身。作曲は木根尚登さんです。
身体中から血が噴き出るような言葉で綴られた歌詞、自ら球体関節人形を模したMVは、安直な理解や共感を拒絶する激しさを見る側に投げかけてきます。
KIINA.が生きてきた中で受けてきた痛みは、究極のところKIINA.にしかわからないものなのだから。
2022年12月17日にWOWOWの「INVITASION」の最後にKIINA.はこの曲を歌いましたね。MVでもまとっていた黒と朱色のドレスのKIINA.は凄絶なまでに美しかったです。
それは長い間固定観念に縛りつけられ、暗闇の中でもがき続けた先に「誰かがではなく自分自身がありのままの自分を肯定すること。自分が自分を愛してあげること」という光りある出口にたどり着いた充足感からくるものだったと思います。
心を縛りつけていた魔法は、どこかの国の王子様ではなく自分自身でなければ解くことは出来なかったのです。
休養直前にオンエアされた「INVITASION」でKIINA.は古舘さんと「歌はやめません。必ず戻ってきます。その時はまたこの番組で」と約束していました。
遠くない先に、復帰したKIINA.のための新しい「INVITASION」が見られますように。