恐らくは第1回にして最終回となった「きよ友茶話会」の開かれた翌日のうたコンで、Kiinaは初めて「碧し」を披露しました。
放送後のアトラクションで「凄く気持ちが入りました」「演歌も楽しいですが、心のある作品ならどんな歌もジャンルを問わず歌いたいです」と谷原さんにお話ししていました。
さらに月末の29日、30日には、中野サンプラザでファン限定のリクエストコンサートが開かれました。
あらかじめ会報でリクエストを募った中から、オリジナルのシングル作品、オリジナルのアルバム収録曲、カバー曲それぞれ上位30曲を選曲。その中からKiinaが選んだ曲でセットリストが構成されていました。
多くのファンから人気を集めた曲ばかりなので、コンサートは大いに盛り上がりました。
KiinaのMCで印象的だったのは「『大井追っかけ音次郎』、ヒットしたと思うんですけど28位…」という戸惑ったような表情。
あの曲は「衝撃デビューからのいきなりの大ヒット!」という「氷川きよし伝説」として「箱根八里の半次郎」とワンセットで語られるからかもしれませんね。
10月23日には東京中央郵便局の一日郵便局長を務めました。郵便局がアーティストのカレンダーを販売するのはKiinaが初めてだったそうですが、何しろKiinaのカレンダーはAmazonでも楽天でも毎年最上位にランクしていましたから、郵便局の営業担当もこれを見逃す手はないと踏んだのでしょう。
くるみさんと誘いあって、さっそく東京中央郵便局へ行ってみたのがこちら↓の写真です。
そんなこんなで後半も大忙しだったKiinaですが、11月28日には「靳・演歌名曲コレクション6-碧し-」がリリースされました。
「新宿ブルームーン」「碧し」のMV付きの初回限定盤Aタイプと
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COZP-1394-5.html
DVDなしの通常盤Bタイプです。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCP-40236.html
「碧し」のCD化を希望する声が大変強く、実現するに当たってアルバムのタイトルにも「碧し」を持ってきたのだそうです。
アルバム収録曲オリジナルの1曲めは「じょんがら挽歌」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=V0FBNZhckls
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/239198/
作詞は下地亜紀子先生、作曲は宮下健治先生、編曲は丸山雅仁先生です。
下地先生はこの1年前、ご病気で亡くなられました。Kiinaには「白雲の城」のカップリング曲「あの娘は行っちゃった」を始め「杏の花咲く里」や「流氷の街」など、長い間沢山の作品を提供してくださいましたが、最後に「じょんがら挽歌」という素晴らしい作品をKiinaに残してくださいました。
冒頭の吹雪に向かって叩きつけるような津軽三味線の激しい音に続けて、Kiinaの哀調を帯びたままどこまでも伸びていく掛け声に、まず耳を奪われます。
そしてサビの「風 風 風 風」の畳みかけに続く「風花 風舞い 風波」の風尽くしも、「雪 雪 雪 雪」の畳みかけに続く「雪雲 雪空 雪暗れ」の雪尽くしも、主人公の激情を一層強調しています。下地先生にとっても渾身の作品のひとつだったのではないでしょうか。
Kiinaの感情をストレートにぶつけるような絶叫型の歌い方も、この曲には相応しいです。
「オリジナル・コレクション〜演歌&歌謡曲の世界〜」にも収録されています。シングルでも良かったくらい。
ファンの中でも人気の高い曲ですよね?
もし翌年もリクエストコンサートが開かれていたら、間違いなく上位にランクインしていたでしょうね。