アルバム7曲めはタイトル曲の「最上の船頭」。8曲めには女ごころの変遷の終着点として瀬川瑛子さんの「命くれない」が入りました。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=fnLgGZugN_0
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/268436/
1986年リリース、長年低迷されていた瀬川さんを一躍復活させた大ヒット曲ですね。
瀬川さんと言えば、その自然体で温かなお人柄で知られていますね。
Kiinaとは、2005年4月に始まった「きよしとこの夜」で美川さんと一緒にカラスの役を引き受けてくださいました。
忘れられないのが、このアルバムの出たちょうど1年前の2018年3月、Kiinaと一緒にゲスト出演された宮城県栗原市での「のど自慢」です。
瀬川さんの持ち歌「笑いじわ」を歌われた方は、東日本大震災で娘さんとお孫さんを亡くされていました。瀬川さんは満面の笑顔で「私もシワがいっぱいなんですよ。塗って塗って塗りまくってるの」「お辛いでしょうけれどもお孫さんもお嬢さんも元気で歌ってらっしゃるのを喜んでいると思います」と。
その時の放送、いつもならKiinaが絡むシーンだけ残して残りは全てカットしてしまうのですが、この時の瀬川さんの観音様のような慈愛に満ちた笑顔があまりにも尊くて、これを消しては罰が当たるだろうと編集でも残しておきました。
そんな誰にも分け隔てのない優しいお人柄が歌声からも偲ばれる瀬川さんの曲、Kiinaはリスペクトをこめてとても丁寧に歌っていますね。
コブシを多用して「これぞ演歌」という歌い方で男女の深い絆を見事に歌い上げていると思います。