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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆かもめの街〜KIINA.の歌声を味わい尽くす♬538

アルバム5曲め。KIINA.はちあきなおみさんの「かもめの街」に挑戦しました。↓

かもめの街 - YouTube

歌詞は歌ネットより。

氷川きよし かもめの街 歌詞 - 歌ネット

 

KIINA.は昔からこの歌が大好きだったそうです。

私も大好き!

大好きな人が大好きな歌をカバーしてくれるのは嬉しくもあり、少しだけ怖い気も。

 

夜の仕事に生きる女性の孤独感と人生への諦観がこの曲のテーマですね。

この曲の歌詞で一番胸に響くのは、2番の歌詞の「いろんな人が居たし いろんな人が居なくなった」というフレーズです。

夜通し酔っぱらい達の相手をして、疲れた心と体をタバコで紛らわせていたら、ふと「そういえば、あの人もこの人もいなくなった…」と感傷的になったのでしょう。

そして港で鳴き騒いでいるカモメも、それぞれがひとりぼっちなんだなぁと。

 

KIINA.はとても丁寧にすべてのフレーズに思いを込めて、しかもそれを過剰に露出することなく音にしてみせています。

特に「いろんな人が居なく」の後、ほんの少しだけ溜め気味に「なった…」と呟きのように歌う部分など、繰り返し何度でも聴きたいくらい見事です。

 

そしてサビの盛り上がりから最後の「あ〜あ〜」のため息まで、ちあきさんへのリスペクトを込めて、でもちあきさんとは違う「かもめの街」の心象風景が、KIINA.の筆と絵の具で見事に描かれています。

 

⭐️昨日書き忘れましたが(めちゃくちゃ眠かったのです)、「かもめの街」はアルバム「カバー・セレクション」にも収録されていますね。

今朝起きてからサブスクで「かもめの街」を検索したら、創唱のちあきさんと杉本先生のセルフカバーの他にも何人かカバーされていました。

やはり歌唱力に自信のある方が揃っていましたが、自信があるだけにドラマチックというか歌に感情をこめすぎている印象が。

 

KIINA.は恐らくレコーディングに際して「サラッと歌うように」と杉本先生からアドバイスをいただいたのではないかと思います。

主人公の女性は、あまり幸せでなかった自分の人生をどこかで受け入れている。それが「ドンブラコ」という言葉で表されているように思います。

「ドンブラコ」と感情過多はマッチしないのです。

サラッと歌っていながらそこに歌の世界が鮮明に見えてくるというのは、本当の歌唱力がないと出来ないこと。

若い頃ではなく今のKIINA.だから歌えたのだと思いますし、KIINA.ご自身も会心の歌唱だという自負があって、「カバー・セレクション」に入れたのかな?と思います。

コメント一覧

百日紅
「かもめの街」はこの数年、氷川きよしの歌唱にどっぷりはまって、「群青の弦」と共に毎日YouTube で飽きる事なく聴き続けています。
この歌の「孤独感」と「人生への諦観」をきよしクンがこれ程、上手く表現出来るとは全く期待(ごめんなさい)していなかったので初めて「日本のうた」で聴いた時はボーゼンとする程驚きました。未だ若かったきよしクンが、人生に疲れた夜の世界に生きる女性の心情を如何してこれ程に…と今尚、謎ですが。 「群青の弦」とは全く違う主人公を見事に歌い分けて。 天才ですね。
藪つばき
サファイアさん、ありがとうございます。
サファイアさんのメッセージ読みましたよ。このお部屋の中では一番バッターでしたね。(*^^*)
いつも背中を押して、元気を付けていただき感謝しています。お義母さまの具合いが良くなり、コンサートに無事出かけられますように応援しています。大好きな「ボヘミアンラプソディ」生うたで聴けたらいいですね。(さっきまで暗くなりかけた中で庭の水撒きしてました(笑).)。
サファイア
藪つばきさん、
>私はベスト3を選ぶだけが精一杯で、メッセージはしなかったのですが
うわっ、それはもったいない事をされましたね(^^;。 藪つばきさんのメッセージなら、必ず掲載されてたと思いますが…。
この次、このような企画があった時は、必ず何かしら書いてくださいね(^_-)。

因みに私は(くだらない内容なのは重々承知ですが)文章を書くのは好きですが、小学生の時は「作文」の時間が『大っ嫌い』でした!! …それがこのように変わるのですから、人間ってわかりませんねぇ。
藪つばき
こんにちは。昨夜は、KIINAさんへの沢山のメッセージを読み感動しました。12時過ぎまでかかりましたがまだ読み終えてなく、又これから続きを見ますが、このお部屋のみなさんのお名前が出てくると一層嬉しくなり、何度も読み返したりしました。最後の方では目がチカチカなってきて(よくKIINAさんが言われますね.)やっとあきらめて次の日にすることにしました。
私はベスト3を選ぶだけが精一杯で、メッセージはしなかったのですがちょっと残念です。あれだけのファンの方々のメッセージを目にされたKIINA.さんはどれ程嬉しく、勇気づけられたことでしょう。東京ガーデンシアターでも、さぞかし熱唱して下さるものと思い、期待が膨らみます。
チャチャチャ
こんにちは「かもめの街」ちあきなおみさんの世界は一般の歌謡歌手と違って独特な世界観がありますね。偶然2枚のアルバムを頂いて聴いていた時も感じたのですが、この「かもめの街」も普通に夜の仕事をしている人を歌っているのか嫌々夜の仕事をされているのか、難しいですね。人の入れ替わりも自分だけ置いて行かれるように感じるのか、又は入れ替わりの激しい世界を表しているのか。女性が一人で生きて行くのは確かに厳しいものがあります。曲だけ聴くと暗さはあまり感じませんが(ちあきなおみさんの歌唱がそんな世界を作り出して行くのでしょうね)KIINAはどんな感じで彼女の曲を受け入れられているのでしょうね。好き嫌いで判断する世界ではないような気がします。(ちあきなおみの世界)
たかゆう
「夜眠る人にゃわからないさ」に泣けてしまいます

私は救急病院で看護師をしておりましたので若い頃は夜勤がありました
酷暑や激寒の夜中に家を出るのはつらくて情けない気持ちになったものです
出勤早々にベッドですやすやと休まれている患者さんを見て隣に潜り込んで眠りたい衝動にかられたことも(笑)

この主人公は小さな店をひとりで切り盛りしているのでしょうか
最後のお客が帰って片付けが終わる頃には空も白々開け始めているのでしよう

夜眠ることは当たり前のことのようですが
実はとてもありがたくて幸せなことなんですね
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