何という偶然でしょう!
書家の太田旭峯先生(くるみさん)が先日開催された個展に、昨日ブログでご紹介した寒山寺の漢詩を出品されていたそうです。
くるみさんがお書きになるのは「破体」という、篆書・金文・隷書・草書と混ぜて芸術的に書く書法です。
篆書・金文は古い書体だそうです。私は隷書までしか分かりませんσ(^_^;)
くるみさんは、高校生の時から「楓橋夜泊」の詩がお好きだったそうですから、俄か勉強付け焼き刃の私とはまったく次元が違います。
「蘇州夜曲」が発表された80年前は「鐘が鳴ります 寒山寺」と歌われていれば「ああ、張継の『楓橋夜泊』の漢詩のことだな?」とピンとくる人が、今よりずっと多かったのでしょうね。
私はKiinaが歌ってくれたらどんな曲も好きになりますが、その歌詞の中にさらに深い意味がこめられていることが分かると、もっともっとじっくり聴きこんでみたくなります。
改めて「蘇州夜曲」→「寒山寺」→「楓橋夜泊」の漢詩と、くるみさんの作品を読み比べてみてください。
楓橋夜泊
月落烏啼霜満天
江楓漁火対愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘声到客船
今日は東京文化会館にパリオペラ座バレエのガラ公演を観に行って来ました。
今年3月に日本人のオニール・八菜さんがアジア人として二人めのエトワール(最高位)に任命され、日本での凱旋公演でした。
前回、上野水香さんのバレエ公演を観に行った時に初めて気がついたのですが、しばらく遠ざかっていた間に上野駅の公園口はとても綺麗に整備してされて、上野公園へ行くのに横断歩道を渡らなくていいようになっていたんですね。