波瀾に満ちた2014年が紅白合戦という大舞台で幕を降ろしたあと、明けて迎えた2015年は1月も2月もKiinaのコンサートもテレビ出演もまったく無し。前年とは違った意味で「きよしくんはどこへ?」と不安に駆られた2か月間でした。
後にその不在は声帯ポリープの手術のためと判明するのですが(事務所からの公表ではなく、確か徳光さんがラジオ番組でお話しされたのではなかったかと)。3月1日に幕を上げた明治座座公演「め組の辰五郎」で実際にKiinaを自分の目で確認するまでの長かったこと!
さて、その明治座公演が始まってすぐの3月4日に、2015年第1弾シングル「さすらい慕情」がリリースされました。
カップリング曲が「貝がら子守唄」のAタイプと
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-17008.html
「迷い子」のBタイプです。
https://columbia.jp/artist-info/hikawa/discography/COCA-17009.html
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/181254/
仁井谷先生、宮下先生、丸山先生トリオによる、Kiinaの故郷である九州を舞台にした「あの娘たずねて」ものです。
ありがちなテーマですが、丸山先生の編曲が凝っていますね。イントロの出だしも印象的ですし、曲の途中にアクセント的に入る効果音も耳に残ります。
「歌の手帖」誌でKiinaが解説してくれましたが、ハンドクラップのように聞こえる音は手製のハリセンのようなものなのだそうです。
3月1日の明治座公演初日から29日の千穐楽まで、第二部の歌謡ショーのメインとして歌いましたから、沢山のファンが生で聴けたことになりますね。
ある日のMCでKiinaが「主人公がさすらって慕情するんです(笑)」と説明していましたが、軽快なリズムに乗って爽やかさの中に少〜しだけ哀切の混じった.後味の良い慕情になっていると思います。